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マリーゴールド・ホテルで会いましょう 【感想】

2013-02-04 01:56:54 | 映画
先週末になるが、「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を観た。

久々に日比谷のシャンテで観た。

公開直後だったということもあり、
シャンテのスクリーンの中でも一番環境の良いスクリーンで上映していた。
ミニシアターにありがちな、前席の人の頭が被るということもなかったので良かった。

で、本作は、年末から続く海外の賞レースでちらほらノミネートされていたり、
Rottenでも高評価だったので「もしや面白いのかも?」という淡い期待をもって観たのだが、
まー良くも悪くもなく、といった感じだった。

物語はイギリスのおじいちゃん、おばあちゃんたちが、
新たな生活の場としてインドに赴き、余生を楽しむ。みたいな話だ。

ジュディ・デンチをはじめ、英国ベテラン俳優たちの豪華競演が楽しかった。

齢を経て、余裕たっぷりな演技が気持ち良い。

ハリポタで馴染みのマギー・スミスは、そのヤクドコロのおいしさもあったが、
悲哀を感じさせる、ファニーな人種差別主義者を好演していた。

主人公のジュディ・デンチは基本ちびっ子なおばあちゃんなので
個人的にはスカイフォール(007)よりもシックリ来ていた。

ベテラン俳優たちの小粋な演技を見ていると、
上質なコメディ映画になりそうな雰囲気があったが、
肝心な物語はしごく平凡で、これといった面白さはなく、
とってつけたような人物描写に、やや閉口するシーンもあり残念。

あとは舞台でもあるインドの鮮やかな情景、

「インドという国は人の感覚を絶え間なく刺激する」

と言っていたジュディ・デンチ演じるおばあちゃんのセリフに
なるほど~だった。

【60点】


コメント
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