から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

グリーン・ランタン 【感想】

2011-09-21 22:53:04 | 映画
透明なグリーンが好きだ。

なので子どものころ、指輪キャンディーのメロン味をよく舐めていた。

その透明グリーン満載な映画、かつ大好物なアメコミ映画とあって
「グリーンランタン」が日本でも公開されることを知った時はテンションが上がった。

いよいよ公開。
今日、会社帰りに観に行った。

これで5日連続のmovixさいたま。
今日は20日なので1000円で観られるのでありがたいのだが、
3Dでしか上映していないことにはブーイングだ。
しかたなく400円の追加料金を払う。
movixさいたまの3Dメガネの仕様が変わった。
Xpondのやたら重いメガネからネストリに変わって3Dがかなり観やすくなった。

また、1000円の日にも関わらず、観客の少なさにビビる。自分含め5人しかいない。
3Dのみ上映は客数の少なさを見越してのmovixの単価アップ策なのだろうか。。。

で、本作を観終わって、自分が好きかどうかは別にして
今年のラジー賞最有力になるなと思った。

本作は銀河系の選ばれし異星人で編成される自警団(?)「グリーン・ランタン」に、
強大な敵が現れ、その敵を倒すため救世主として選ばれてしまった地球人の戦いを描いた話だ。

その話の設定は個人的にはドストライク。

しかし、序盤から真面目に観ていたのだが、やたらと展開がライトで安っぽい。
ライアン・レイノルズ演じる主役(選ばれし地球人)が、
自分がグリーン・ランタンの一員になったという、その置かれた状況を飲み込むのが早すぎるし、
その後も、グリーン・ランタンとなった自分を周りに即効自慢するなど、苦笑いの展開が続く。

「なるほど、これはB級のノリで観ないといけないのだな。。。」と勝手に解釈し、
以降、視点を変えて楽しもうとするのだが、なかなか盛り上がれない。

まずキャスティングが雑。
主役を演じたライアン・レイノルズ、ヒロインを演じたブレイク・ライヴリー、
2人とも前作「リミット」や「ザ・タウン」で演技派の実力を見せたばかりなのに、
本作では粗末な脚本による、下手なセリフの影響ですべて三文芝居に見えてしまう。
オスカー俳優となったティム・ロビンスは、CGに喰われてあっけなく死ぬ始末。
性格俳優ピーター・サースガードは「禿だから」という理由だけのキャスティングのようだった。。。

CGの使い方も勿体無い。
グリーン・ランタンの武器「リング」は自分の思い描いたものを具現化するという、
なんともユニークで楽しませる素材なのに、その七変化ぶりが足りないし、活用方法が甘い。
グリーン・ランタンの仲間として様々な異形の異星人たちが多く出てくるのだが、
彼らとの協力戦闘プレイもほぼないので、あのキャラがカッコよかったぜ~ということにもならない。

せっかく美味しい食材を集めたはよいが、調理方法を間違えたような感じ。

ラスト、続編がありそうな雰囲気であった。
この素材自体は大好物なため、監督、脚本を改めて次回は楽しい映画にしてほしい。

【50点】





















コメント
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