今日の日経朝刊コラム「大機小機」は、真っ当なことが書かれていたのでメモしておこう。
『企業がおカネを使わぬ理由』、筆者は「冬至」氏。
日本企業が潤沢な手元資金を設備投資や賃上げに使わない理由として、「デフレが主因である」「企業への株主の圧力が弱かった」と説明がされるが、いずれもピントがズレている、として…
結局、国内投資や雇用増を企業に促すために必要なことは「投資や人を雇うことに伴う不安を除去することに尽きる」と説く。
まあ当たり前のことだが。
お上が無理矢理言うこと聞かせようとしても逆効果ってこった。
『企業がおカネを使わぬ理由』、筆者は「冬至」氏。
日本企業が潤沢な手元資金を設備投資や賃上げに使わない理由として、「デフレが主因である」「企業への株主の圧力が弱かった」と説明がされるが、いずれもピントがズレている、として…
経営者に手元資金を抱える理由を聞くと、こんな理由が帰ってくる。
「経済の浮き沈みに備えるため。不況でも簡単に人を切って経費を減らすことができないから」「リーマン・ショック時は急に金詰まりが起きた。いざというとき銀行はあてにならない」
企業が日本で積極的に設備投資をしないのは国内市場の縮小により、収益率の高い投資機会が見つけにくいからだ。インフレになっても、経済の長期的な見通しが改善しなければ新規の長期投資は増やせないというのが多くの経営者の考えだ。
株主の圧力が増せば国内投資を増やすという声も聞かない。むしろモノいう株主から無駄な投資や人件費の削減を迫られたという企業も多い。
「経済の浮き沈みに備えるため。不況でも簡単に人を切って経費を減らすことができないから」「リーマン・ショック時は急に金詰まりが起きた。いざというとき銀行はあてにならない」
企業が日本で積極的に設備投資をしないのは国内市場の縮小により、収益率の高い投資機会が見つけにくいからだ。インフレになっても、経済の長期的な見通しが改善しなければ新規の長期投資は増やせないというのが多くの経営者の考えだ。
株主の圧力が増せば国内投資を増やすという声も聞かない。むしろモノいう株主から無駄な投資や人件費の削減を迫られたという企業も多い。
結局、国内投資や雇用増を企業に促すために必要なことは「投資や人を雇うことに伴う不安を除去することに尽きる」と説く。
まあ当たり前のことだが。
お上が無理矢理言うこと聞かせようとしても逆効果ってこった。