ワールドカップも終わったので、スキンも夏らしいのに替えて気分一新。
久しぶりに小ネタを取り上げてみます。
琉球大教授が遅刻学生に罰金100円、未払いは欠席に (読売新聞) - goo ニュース
琉球大工学部(沖縄県西原町)の教授(62)が、昨年度後期から今年度にかけ、担当する機械システム工学科2年の必修科目の講義に遅刻した学生から、遅刻1回に付き罰金100円を取っていたことが10日、わかった。
払わなかった場合は、欠席にしていた。同大は近く調査委員会を設け、教授の処分を検討する方針。
教授が調査に応じないため、受け取った罰金の総額と、使途は不明だが、同学部は「教育と称して金銭を受理するのは倫理に反する」と説明している。
昨年11月、学生からの相談で事実関係が判明。同学部は電話や文書で教授にやめるよう勧告したが、教授は「教育の一環だ」などと主張、徴収を続けたという。
記事の書きぶりだけ読むと、偏屈な頑固ジジイという印象もするけど、学部側が処分理由として挙げている「教育と称して金銭を受理するのは倫理に反する」というのも的が外れてる気がする。
論点は、このようなローカルルールを作る権限をこの教授が有しているのかどうか。
学部が教授を縛っているのがどんな契約形態なのかよく知らんけど、まさか「学生から金品を徴収してはいけない」などといった細かい規定があるとも思えず、「教育者としてふさわしくない行為すべからず」といった包括的な定め方がされてるんだろう。
学部側の説明はそういった根拠規定に基づくものなのかも。
道義上あるいは手続き上もっと問題になるのは、このローカルルールを決めることに、どれだけ学生側の意見が反映されているのかどうか。
民主的に多数決なんてとこまでは求めないにしても、学生側が意見を述べる機会を与えていたのか。
一方的なルールの押し付けじゃ、手続の瑕疵を言われても仕方が無い。
さらに集めた罰金の行方はどうなるのか。
ゼミや研究室だったらコンパ代に遣うとかできそうだけど、講義だからねぇ。
教授の懐に入るんじゃ問題ありだろう。
ローカルルールを設けること自体は許容されたとして、あとは実効性の問題。
上の読売の記事では触れられていないが、同じ件を取り上げた日経新聞の記事では「100円払って出席にしてもらえるなら安いもん」だという学生の声を紹介していた。
そんな開き直りをされちゃうんじゃ元も子もないが、誰でも一度くらいは遅刻をするもので、常習者を取り締まるのが制度目的だとすればあまり重い罰金を科さない方が合理的なのかもしれない。
・・・などとムダに分析してみたが、実はうちの職場で定例的に行なっている打合せも集まりが悪く、このニュースに触発されて次回から遅刻者には罰金100円を科すことが本日合議により可決された。
今日は日本中で同じようなことやってる職場、多いんじゃないかな。
久しぶりに小ネタを取り上げてみます。
琉球大教授が遅刻学生に罰金100円、未払いは欠席に (読売新聞) - goo ニュース
琉球大工学部(沖縄県西原町)の教授(62)が、昨年度後期から今年度にかけ、担当する機械システム工学科2年の必修科目の講義に遅刻した学生から、遅刻1回に付き罰金100円を取っていたことが10日、わかった。
払わなかった場合は、欠席にしていた。同大は近く調査委員会を設け、教授の処分を検討する方針。
教授が調査に応じないため、受け取った罰金の総額と、使途は不明だが、同学部は「教育と称して金銭を受理するのは倫理に反する」と説明している。
昨年11月、学生からの相談で事実関係が判明。同学部は電話や文書で教授にやめるよう勧告したが、教授は「教育の一環だ」などと主張、徴収を続けたという。
記事の書きぶりだけ読むと、偏屈な頑固ジジイという印象もするけど、学部側が処分理由として挙げている「教育と称して金銭を受理するのは倫理に反する」というのも的が外れてる気がする。
論点は、このようなローカルルールを作る権限をこの教授が有しているのかどうか。
学部が教授を縛っているのがどんな契約形態なのかよく知らんけど、まさか「学生から金品を徴収してはいけない」などといった細かい規定があるとも思えず、「教育者としてふさわしくない行為すべからず」といった包括的な定め方がされてるんだろう。
学部側の説明はそういった根拠規定に基づくものなのかも。
道義上あるいは手続き上もっと問題になるのは、このローカルルールを決めることに、どれだけ学生側の意見が反映されているのかどうか。
民主的に多数決なんてとこまでは求めないにしても、学生側が意見を述べる機会を与えていたのか。
一方的なルールの押し付けじゃ、手続の瑕疵を言われても仕方が無い。
さらに集めた罰金の行方はどうなるのか。
ゼミや研究室だったらコンパ代に遣うとかできそうだけど、講義だからねぇ。
教授の懐に入るんじゃ問題ありだろう。
ローカルルールを設けること自体は許容されたとして、あとは実効性の問題。
上の読売の記事では触れられていないが、同じ件を取り上げた日経新聞の記事では「100円払って出席にしてもらえるなら安いもん」だという学生の声を紹介していた。
そんな開き直りをされちゃうんじゃ元も子もないが、誰でも一度くらいは遅刻をするもので、常習者を取り締まるのが制度目的だとすればあまり重い罰金を科さない方が合理的なのかもしれない。
・・・などとムダに分析してみたが、実はうちの職場で定例的に行なっている打合せも集まりが悪く、このニュースに触発されて次回から遅刻者には罰金100円を科すことが本日合議により可決された。
今日は日本中で同じようなことやってる職場、多いんじゃないかな。