イスラーム勉強会ブログ

主に勉強会で扱った内容をアップしています。

タジュウィードの法則勉強会【11】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【11】

録音(過去勉強会から)



●لラームの法則:

A.タフヒーム:1)アッラーの御名前のラームの前に、ファトゥハかダンマが来た時。例:قالَ اللهُ، قامَ عَبْدُ اللهِ
       2)アッラーの御名前のラームの前に、スクーンが来て、その前がファトゥハかダンマの時。例:إلَى اللهِ، قَالُوْا اللهُمَّ

B.タルキーク:1)アッラーの御名前のラームの前に、元からのカスラおよび状況的カスラが来た時。例:بِاللهِ، قُلِ اللهُمَّ، قَوْماً الله ←قومَنِ الله
       2)アッラーの御名前のラームの前に、スクーンが来て、その前がカスラの時。例:يُنَجِّي الله
       3)その他の言葉

(ファーティハ章から、ラームのラーゥの法則を抜き出します)


※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著

 

 タジュウィードの法則勉強会【12】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タジュウィードの法則勉強会【10】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【10】

録音(過去勉強会から)

 التفخيمタフヒーム:音を太く発音し、音を口の中で響かせること。
        口内を広げ、舌の最奥を口蓋の方に突き上げ、両唇の開きを狭める。
        音は発せられると舌とぶつかり、そのため音は口内と唇に向かい、音の反響が生じる。
        タフヒームの文字はイスティウラーゥの7文字(خص ضغط قظ)で、لとرも場合によってはタフヒームとなる。

 الترقيقタルキーク:音を細く発音し、口内で音を響かせないこと。口内を狭め、舌奥から舌先を下げ、両唇の間を水平に開く。
        音は発せられると、どこにも衝突することなくまっすぐに外に出るため、音は口の中で響かない。
        タルキークの文字は、イスティファールの文字。

 タフヒームとタルキークの文字には、常にタフヒームになる文字、常にタルキークになる文字、時に応じてタフヒーム、タルキークとなる文字の3つに分けられる。

●رラーゥの法則:

A.タフヒーム:1)رがファトゥハかダンマの時。例:بِرَبِّكم رُحَمَاء
       2)رがスクーンで、その前の文字がファトゥハかダンマの時。例:زُرْتُم زَرْع
       3)رがスクーンで、その前の文字が元からのカスラで、その後にカスラではないイスティウラーゥの文字が一語の中で続いた時。例:مِرْصَاد قِرْطَاس فِرْقَة
       4)رがスクーンで、その前の文字が状況的カスラ(前の文字がハムザトゥルワスルだった時のみ)の時。例:ارْجِعِي أمِ ارْتَابُوا
       5)رが休止によってスクーンで、その前がيヤーゥではないスクーンの文字で、その前がファトゥハかダンマの文字の時。例:العَصْرْ خُسْرْ

B.タルキーク:1)رがカスラの時。例:رِجَال
       2)رがスクーンで、その前の文字が元からのカスラで一語の中で続き、その後にイスティウラーゥの文字が続かない時。例:فِرْعَوْن
       3)رが休止によってスクーンで、その前の文字がيヤーゥのスクーンの時。例:قَدِيْر خَيْر
       4)رが休止によってスクーンで、その前の文字がイスティファールの文字のスクーンで、その前がカスラの時。例:سِحْرْ

C.どちらでもよい場合:1)رがスクーンで、その前の文字が元からのカスラで、その後にカスラのイスティウラーゥの文字が来る時。例:فِرْقٍ 詩人たち章63節
           2)رが休止によってスクーンで、その前の文字がイスティウラーゥのスクーンで、その前にカスラの文字が来る時。例:مِصْرْ قِطْرْ


※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
      ブグヤ・イバード・アル=ラフマーン、ムハンマド・ブン・シャハーダ・アル=ガウル著、ハビーバ中田香織訳

 

タジュウィードの法則勉強会【11】

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タジュウィードの法則勉強会【9】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【9】

録音(過去勉強会から)


●対関係にある特徴と、対関係にない特徴を抜き出す:
بِسْمِ اللهِ الرَّحْمنِ الرَّحِيمِ

ب: ジャハル、シッダ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

س:ハムス、ラハーワ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール、サフィール

م:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ل:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール、インヒラーフ

ه:ハムス、ラハーワ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ر:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール、インヒラーフ、タクリール

ح:ハムス、ラハーワ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ن:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール


اَلْحَمْدُ لِلَّهِ رَبِّ الْعَالَمِينَ

أ:ジャハル、シッダ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ل:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール、インヒラーフ

ح:ハムス、ラハーワ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

م:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

د:ジャハル、シッダ、インフィターフ、イトゥバーク、イスティファール

ه:ハムス、ラハーワ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ر:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール、インヒラーフ、タクリール

ب:ジャハル、シッダ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ع:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イスマートゥ、イスティファール

ن:ジャハル、タワッストゥ、インフィターフ、イズラーク、イスティファール


タジュウィードの法則勉強会【10】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タジュウィードの法則勉強会【8】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【8】

録音(過去勉強会から)

●対関係にない特徴(7):
  4)الانحرافインヒラーフ:それること。発音後、発音場所が外れることをいう。
   ل ر が該当。
   لは発音後、ヌーンの発音場所である舌先の方に外れるため、間違ってنと発音することがある。
   رはلの発音場所である舌の腹の方に外れるため、間違ってلと発音することがあるので注意が必要。

  5)التكرارティクラール:繰り返すこと。رのみの特徴。رをスクーンまたはシャッダで発音するときに舌の先が振動することをいうが、その制御が求められる。
    舌の先の振動が起きる度にرが発音されてしまうので、舌を上前歯の根元で止めて、一回のみの発音を心がけること。

  6)التفشيタファッシー:شの発音時に、口内に息が広がることをいう。スクーンの時に最も顕著に現れる。該当文字はشのみ。

  7)الاستطالةイスティターラ:伸ばすこと。ضの発音場所がلの発音場所に引き伸ばされること。スクーンかシャッダのضにおいてのみ起こる。
    舌は前から後ろへと徐々に口蓋に付き、それに伴って音は一拍から一泊と3/4ほど引き伸ばされ気味となる。



※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
      ブグヤ・イバード・アル=ラフマーン、ムハンマド・ブン・シャハーダ・アル=ガウル著、ハビーバ中田香織訳

 

タジュウィードの法則勉強会【9】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タジュウィードの法則勉強会【7】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【7】

録音(過去勉強会から)

●対関係にない特徴(7):
  1)الصَّفِيرサフィール:鳥の声に似た音。(ص س ز)のどれかを伴う。スクーン時に特徴が顕著になる。

  2)القَلْقَلَةカルカラ:スクーンで発音する際に、強いアクセントを付けること。
    発音時、舌または唇を発音場所から離れさせることで生まれる。
    (قطب جد)または、ق ط ب ج د が該当する5文字。これらにはジャハルとシャッダの特徴も伴なうが、ジャハルは息の流れを止め、シッダは音の流れを止めるため、文字の音を明確にするためにカルカラが必要となってくる。
    カルカラは二部に分かれる:A.صغرىスグラー:小さいカルカラ。単語中や停止されない単語の最後に来る。
                         例)يَطْعمون مَبْعُوث لَمْ يَلِدْ
                 B.كبرىクブラー:大きいカルカラ。そこで停止する単語の最後に来る。
                         例)الفَلَقْ مُحِيطْ أَحَدْ مَرِيجْ قَرِيبْ
  
  3)اللينリーン:音が容易に出ることをいう。次の3文字の特徴。ألفアリフ、スクーンのواوワーウとياءヤーゥ(長母音でない)。
         例)خَوْف بَيْت



※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
      ブグヤ・イバード・アル=ラフマーン、ムハンマド・ブン・シャハーダ・アル=ガウル著、ハビーバ中田香織訳

 

タジュウィードの法則勉強会【8】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タジュウィードの法則勉強会【6】

2012年09月08日 | タジュウィードの法則解説

タジュウィードの法則勉強会【6】

録音(過去勉強会から)

●対関係にある特徴(10)の続き:
  3)الإطباقイトゥバーク:はりつけることを意味する。舌の一部が発音時に口蓋に押しつけられることをいう。
    ص ض ط ظ の4文字が該当。文字の中でもイトゥバークの文字が最も力強い。

    الانفتاحインフィターフ:離れることを意味する。発音時に舌と口蓋の間を開けることをいう。イトゥバークの反対。
    イトゥバークの文字以外の文字が該当。

  4)الإذلاقイズラーク:明瞭で明るいことを意味する。舌先か唇から軽く速やかに音が出ることをいう。
    (فر من لب)または、舌の先から出るل ن ر、そして唇から出るف م ب
    軽く素早い音なので、損ねないように発音する注意する必要がある。

    الإصماتイスマート:禁止を意味する。イズラークの反対。発音時、舌に重いことをいう。
    イズラークの文字以外の文字が該当。

  5)الاستعلاءイスティウラーゥ:高くなることを意味する。舌の根元を口蓋の方に盛り上げることをいう。
    該当文字は、(خص ضغط قظ)または、خ ص ض غ ط ق ظ
    غ خ ق がカスラで発音される際、イスティウラーゥは弱まる。
    
    الاستفالイスティファール:下がることを意味する。舌の根元を口蓋から離して平らにすることをいう。
    該当文字はイスティウラーゥ以外の文字。

※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
      ブグヤ・イバード・アル=ラフマーン、ムハンマド・ブン・シャハーダ・アル=ガウル著、ハビーバ中田香織訳

 

タジュウィードの法則勉強会【7】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする