徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

論文投稿

2008-07-26 03:07:46 | 勉強
どこまでもポジティブな教授とポスドクにそそのかされて4月に雑誌に投稿した論文が、reviewerから戻ってきた。4月中旬以降、まったく音沙汰がなかったので、rejectされたのかな、と思っていた(corresponding authorはポスドク)。

修士論文としては良くできたと思うけれど、投稿論文としてはちょっと弱いかな、と思っていた。
が、2人のreviewerの評価はそれぞれ

発表してもいいんじゃない?

という評価だった。で、main review pointsとminor review pointsを訂正、情報追加などして今月中旬に再送付した。それにしても、reviewerって、何でも知っている感じがして驚いた(同じ分野の研究者がreviewerだから当然と言えば当然だけど)。この論文が参考になる、とか、このグラフをこの2つの条件で分けてグラフを作ればまた違った考察が出来るんじゃない?とか、とてもためになるアドバイスをいただいた。

main review pointsは2人のreviewerとも、私が自分で『少し弱いよね』と思っていたところ(同じような研究をしている人とのmethodの比較)をついてきた。まぁ、最終的にはポスドクがとてもきれいに

こうこうこういう洗練された方法も発表されているけれど、この論文の趣旨からは外れるので今回はその方法を採用しなかった

とまとめてくれた。

今回投稿したのはドイツで発行されている英語の雑誌。投稿規定の中に、

ドイツ語の要約をつけることを推奨する

とあった。『努力目標でしょ』ということで、4月に投稿した段階では(ポスドクの)時間もなかったことからドイツ語の要約はつけなかった。

reviewerの1人が『ドイツ語の要約がない』と書いてきた

しかも、

main review pointsの最初に

そんなに重要なのね。というわけで、ポスドクに書いてもらった。

もう1つ、『そうなのね~』と思ったreview pointは、

イギリス英語を使ってね

確かに、ドイツの人の英語はイギリス英語。でも、私が習ったのはアメリカ英語。かろうじで、centerがcentreとか、colorがcolourなのは知識として知っていたけれど、greyがgrayなのは知らなかった。発音は同じなのか?スペルチェック機能、大活躍。

4月に投稿したときは『修論の延長』と言う感じであまりよい出来栄えではなかったけれど、今回reviewersのアドバイスを取り入れたらなかなか良い感じになった。

ドイツ滞在のまとめ、です。

///日本で投稿論文の経験がないので、日本語訳が分からないところは英語にしました///
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