徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

中国料理

2005-08-07 21:15:15 | 料理
中国人のクラスメートが夕食に招待してくれた。

大感激。12皿も料理がある。
ドイツ料理って、たいてい1皿でそこに肉、ポテト、ちょっとした付けあわせがすべて乗っているスタイルが多い。だから、今回は本当に感激しました。こんなにお皿が並んでいるのって、ドイツに来てから経験していない・・・そして、どれを食べてもおいしい。

昨日は、白菜や大根、ブロッコリー、セロリ、きくらげ、しいたけ、豆腐、鶏肉、牛肉などなどそれはそれはたくさんの材料をふんだんに使った料理でした。きくらげはどこで手に入れたのでしょう・・・アジアンショップで売っていたかしら?

四川省出身の女の子で、豆板醤や唐辛子をたくさん使っていたけれど、辛いものが苦手な人のために、辛くないものも作ってあったし、豚肉を食べないイスラムの人のために豚肉は使わない、という気の遣いよう。

ドイツのお米は、でんぷんが少なく、さらさらしたタイプで、箸で食べようと思うとなかなか難しい。でも、今回、彼女が用意してくれたお米は比較的日本米に近いお米で、リトアニアの女の子は最初、「ご飯をお箸で食べるのは無理よー」と言っていたけれど、お箸で食べることができて感激していた。

おなかいっぱいになり、とてもよく眠れました。次は私が日本食を振舞う番かしら。

サマーフェスティバル

2005-08-06 19:38:51 | Weblog
今週くらいから街でサマーフェスティバルが開催されている。こういうイベントは数ヶ月ごとに行われている。ただ単に飲み物や食べ物のテントが立って、食べるためのテーブルが出るだけだけど。

今日は天気が悪くなかったせいか、そこそこの人出があった。たくさんの人が犬を連れてくるけれど、犬同士のけんかはほとんど見かけない。犬が食べ物を前に興奮することもなく、「よく訓練されているなぁ」と思う。

「サマー」フェスティバルというけれど。いったい「夏」はどこ??天気予報だと、今日の最高気温は19度。私、上着を着て出かけました。サンダルでは寒いです。なんとなく、ここのところ、気温が日々下がり続けていて、「秋に向かっている」気がするのですが。気のせいであることを願っています。

5月から毎月30度を超える日が3日~1週間続いて、その後は20~25度前後に落ち着く、ということを繰り返していたのですが、それが夏だったのかしら。

ただ、ドイツ人にとってはまだまだ「サマー」なようで、キャミソール、サンダルで過ごしている人がとても多いです。明らかに私とは体感温度が違う・・・

で、サマーフェスティバル。私は機会がなく、夜はまだ行っていないが、きっと、ソーセージを食べながらビールを飲んでいる人が多いと思う。今度は夜に行ってみよう。

キス

2005-08-05 14:24:48 | Weblog
といっても、挨拶での「キス」。先日も、ハグやキスについて書いたけれど、また書きたくなるようなことがあった。

ある男の子と道で出会い、握手をした。ここまでは毎回。でも、今回は私の手がぐぃっとひっぱられ、キスに持ちこまれそうになった。とても驚いた私は「うわっ」と言いながら反射的に腰を引いた。それを見た彼は、「あぁ、ごめん、日本にはキスの習慣、ないんだっけ?」と聞いた。

というか、あなた、イスラムでしょ

イスラムってそんな習慣あったっけ?イスラムの人がキスしているのって見たことないんですけど。男同士で手をつなぐのはよく見るけど。

その後、パーティで、その彼が女の子と握手→キスしているのを目撃。なんと、彼は椅子に座ったまま、女の子がかがんでキスをしていた。これって、とっても失礼に思えるのですが。

後日。別の男の子(イスラムではない)に、「相手がキスしようとしているのに、それを拒否するのって失礼?」と聞いてみた。

僕だったら逃がさないけど

と返ってきた。えっと・・・あなたの趣向を聞いているわけではないのですが・・・

やっぱり男性にとってはいくら「挨拶」といっても、うれしかったりするのでしょうか。

ハエとの戦い

2005-08-04 01:14:14 | Weblog
先日、「ハエがものすごく多い」と書いたが、最近、さらに増加してきた。さすがに、みんな、気になってきたのか、キッチンに「ハエ取り紙」が出没していた。今時、ハエ取り紙なんてずいぶん風情があるというか・・・そのハエ取り紙には10匹以上のハエが捕まっていた。まじまじと見たことがなかったので、最初に見たときは「ぎょっ」とした。さらにまだ、キッチンの中をぶーーんと飛んでいるので、全部で30匹近くいたのかなぁ。昼間は寮の入り口のドアは開きっぱなしだから、出入り自由。ハエのみでなく、人も出入り自由だからある意味物騒。

そして、誰がこのハエ取り紙を片付けるのだろう

寮は、だんだん人が少なくなってきていて、キッチンの掃除当番は守られていず、ゴミがあふれている状態。そういえば、年末もこんな感じで、結局私がゴミを出したり、キッチンを掃除したりした。ハエ取り紙の片付けは私かなぁ、やっぱり。別に、手間がかかるわけではないから全然かまわないのだけど。

キッチンに、共有の「食器を拭くための布巾」が置いてあるが、先日、その布巾でハエ退治をしている人を目撃。もともと私は、その布巾の衛生状態に疑問を持っていたので、自分で布巾を用意しているが、かなり衝撃的だった。使ってなくてよかった~。

ハエが多いのは、生ゴミの回収が週1回のみだからかなぁ。

携帯電話チェック

2005-08-03 16:24:05 | Weblog
私が日本にいたとき、友達同士でも、彼氏彼女の間でも、携帯チェックってしなかった。誰にTelして、誰からメールが来て・・・
だって、携帯ってとてもプライベートなもので、いくら親友でもそこまで踏み込むこと、踏み込まれることはなかった。まさしく、「親しき仲にも礼儀あり」。

ドイツでは気軽にチェックされます。あといくら残っている(プリペイドなので)、誰にTelした、クラスメートでない人にTelしていると、「これは誰?」と。

私は自分からはチェックしないので、たいていは、友達が、プリペイドの残金を確認し、「○ユーロだ」と言った後、近くに置きっぱなしの私の携帯に手が伸びる。私があわてて取り戻そうとすると、

私のを見たじゃん

と言われる。いえ、「見た」というより、あなたが勝手に声に出して言っただけでしょ。そして不本意ながらチェックが始まる。「え、こんなに日本にかけているの??」「残金、結構あるねぇ」などなど。さすがに、メールの中身まではチェックしないが。

あるドイツ人にチェックされたとき。携帯を買ったときからメモリーに入力されていた番号があった。彼がそれを見て「これ、何の番号か知ってるの?」と。というか、メモリーまでチェックするんですか?ちなみに、その番号は日本で言う「JAF」でした。
さらに、私の携帯は、最後に送信したメッセージがワンプッシュで画面に現れる(誰に送信したかまではそこでは分からない)。彼はそれもチェックする。私からするととてもありえない行為です。

携帯電話をバッグの中とかにしまっておけばいいのでしょうが、自分の部屋にいるときや、図書館で勉強しているときはついつい手元に置いてしまう。さらに、たとえバッグの中に入っていても、私は携帯を時計がわりに使っているので、時間を確認したついでに、「ちょっと携帯貸して」となることも多い。まさかチェックされると思わない私は素直に貸してしまう。そんなに他人の携帯って面白いんでしょうか・・・?

eveningって

2005-08-02 06:27:33 | Weblog
英語に関してはまったく自信のない私。

講義は大体夕方5時くらいに終わるが、たいていの教授は「Have a nice evening」といって締めくくる。ドイツに来てまもなくの頃は、

そういわれたって、夕方ってもう終わるじゃん。

と思っていた。evening=「夕方」。night=「夜」。日本で友達と夕食を食べるとき、「この日の夜、空いてる?」と聞いていたから、ものすごく違和感があった。
ドイツでは、「eveningに会おうよ」と言っても、5時6時に待ち合わせるばかりでなく、8時だったりすることも多々ある。それって夜じゃん、と何度思ったことか。

しかし、よくよく調べてみると、evening=「日没または夕食の時刻から就寝時刻までの間」となっている。道理で。これなら別に、eveningに会おうよ、で8時の約束でもおかしくない。

考えてみれば、in the evening (afternoon, morning)と言うが、nightに関してはat nightという。in the eveningは時間の幅が感じられるが、at nightには時間の幅が感じられない。なるほど、eveningは行動する時間帯なのね。nightはじっとしている時間帯のイメージ。
さらに、good evening=「こんばんは」、で、good night=「おやすみ」。「おやすみ」を言うのは寝る直前だからな。こちらでも納得。

これからは違和感なく、「eveningに会おうよ」と言って友達を誘うことができそう。

偏見

2005-08-01 05:54:27 | Weblog
私は、「自分は偏見とは無縁だ」と信じていた。が、どうやらそうでもなかったらしい。

最近、クロアチアから1つの授業だけを取りに約1ヶ月滞在している学生が5人いる。授業中はものすごく真剣に教授と議論したり、講義の傍ら、パソコン演習があるのだが、彼らはすることが早く、親切にも私たちに丁寧に教えてくれたりしてくれる。

クロアチア→旧ユーゴスラビア→(失礼ながら)ちょっと暗め??
という図式が私の頭の中にあった。

しかし。
一緒にパーティへ行ってみてすぐにその図式が偏見であったことに気づかされた。底抜けに陽気である。音楽があればすぐ踊りだすし、「バンブー」という赤ワイン+コーラやビール、ウィスキーを片手によくしゃべる。というか、止まらない。
5人のうちの1人に、陽気に歌って踊っているクロアチア人を指差して聞いてみた。
「彼らは典型的なクロアチア人なの?」
「そうよ。私たち、踊るの大好きなの」

さらに。毎日のようにパーティを探しているし、パーティがない日は自分たちの部屋で飲んでいる。彼らは次の日曜日に帰国するが、その前にパーティを主催してくれるようだ。

最初、「クロアチア」と聞いてもぴんとこなかったが、首都はザグレブで、そういえば、日本のツアーもザグレブやアドリア海へ行くものがあった。とてもいい場所らしい。

やはり、勝手なイメージで決め付けてしまうのは良くない、と改めて思った。