徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

友達家族とアフリカ料理

2007-02-21 03:42:14 | Weblog
ドイツ人男性とアフリカ人女性の夫婦のおうちでたまたまアフリカ料理をご馳走になった。アフリカから彼女の友達が来て、その際、魚の燻製や調味料などを持ってきたよう。

そのアフリカ料理は魚介類と野菜がたくさん入った煮込み料理+その煮込まれた具を取り出したスープでご飯を炊いたもの。

ドイツ人の旦那さまは

アフリカでは(魚の)アフリカ料理が食べられるのに、ドイツでは(魚の)アフリカ料理を食べない

とのこと。だから、彼女はアフリカ料理のほか、旦那さまが食べるスープも別に作った。彼女の話では、旦那さまは魚の匂いがダメ、とのことだった。

料理中、キッチンのドアが5分ほど開けっ放しになったときがあった。リビングまでにおったのだろうか、旦那さまが

キッチンのドア閉めて。上着に匂いがついちゃうよ

と叫んだ。そんなにいやな匂いではないと思うけれど、嫌いな人には嫌いなのでしょう。

料理が完成し、いよいよ食事。いつもは、親子3人で食卓を囲み、食事の前にみんなで手をつなぎ「Mahlzeit」と歌う。なのに、この日は、いつものダイニングテーブルでは旦那さまが1人でスープを食べ、女性3人+子供はちょっと離れたテーブルで食べた。

正式にはその料理は手で食べるという。私は多分うまく食べられないだろうから、とスプーンで食べた。彼女たちは慣れているだけあってとても上手に手で食べた。彼女たちの国のマナーなのか、例えばえびとか、野菜とか、適当な大きさのものをぽいぽいと私の目の前に放ってくれる。

旦那さまは彼女が手で食べるのをあまり快く思っていないらしく、彼女が手で食事をしているときは彼女を見ようとしない、という。普段仲のいいところしか見ていなかったけれど、実際はこういう一面もあり、「国際結婚」の難しさを垣間見た気がした。

少し味が濃かったけれど、とてもおいしかった。

そして、たくさん作ったので、たくさん料理が残った。彼女の友達が魚を持ってきたこともあるのだろうけれど、その友達がすべて持って帰った。確かに、彼女のところにおいておいても、旦那さまは食べないし…

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