徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

日本のパスポート

2006-01-08 20:37:26 | Weblog
日本人なら誰もが持つことのできる「日本のパスポート」はとても便利。日本にいたときはあまり感じなかったけれど、留学生がたくさんいる今は「とても便利だな」と感じる。

それは、旅行をするときビザを取らなくていい国が多いから。クラスメートの多くはドイツに来る前に自国のドイツ大使館で入国のビザを取らないといけない。お金も時間もかかるのに、確実に取れるかどうかの保証はない。

ドイツの多くの英語のプログラムは出願の際、締め切りが2種類ある。EUの国の人の締め切りと、EU以外の国の人の締め切り。EU以外の国の人の締め切りはEUの国の人の締め切りよりも数ヶ月早い。それは、ビザを取る時間が必要だから。

授業が始まるまでに半年ほどあってもビザが間に合わない人が数人いた。日本人は90日まではビザ不要なので、私は好きな日にドイツに来ることができた。

ドイツで滞在許可を取ると、シェンゲン加盟国には行くことができるが、イギリス、スイスなどは加盟国でないので旅行に行く際はビザを取らなくてはならない。が、ここでも日本のパスポートは大活躍。日本のパスポートさえあればビザなしでイギリスやスイスに行くことができる。

クラスメートが以前、イギリスに旅行に行った際は、半年前から数10ユーロをかけてビザを取った。その後、テロがあり、「どうしよう」と迷っていたけれど、「せっかくビザを取ったし」ということで行っていた。

別のクラスメートは「この冬休みにお母さんをドイツによびたい」と言ってお母さんのビザ取得をしていた。彼女は以前にもビザ取得を試みていたけれど、ビザが下りず、今回が2回目だった。いろいろ書類を用意し、ドイツ滞在のためのお金の証明書も用意し、・・・と大変そうだった。今回は無事、ビザが下りたようだった。

日本人にとっては海外旅行は「直前でも航空券(と休み)さえ取れれば行ける」といった感じだけれど、それはビザを取る必要がないからなんだなぁ、と思った。

日本のパスポートってすばらしい、と思った。

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