徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

コンマの重要性

2016-02-19 19:52:40 | 英語・ドイツ語
日本語の読点は、比較的どこに打つのか自由度が高いと思うけれど、英語やドイツ語は結構明確なルールがある。

はてしない物語』をソクチくんに音読してもらっていた時、途中まで文章を読んでまた最初に戻る、ということがしばしばあった。

エンデが執筆したときにはコンマがあったけれど、ソクチくんが持っている本が出版された時期に「そのコンマはあってもなくてもどちらでもいい」とされたので、出版社が該当するコンマを取り除いたらしい。

その後、そのコンマがないと読みにくいことが分かり、今はそのコンマは必要となっている。
そのコンマは、例えば

Ich gehe, um den Baum zu giessen.

のコンマ。「私はその木に水を遣りに行く」と言う意味で、コンマの後のum~zu~が「~するために」を表している。もしこのコンマがなく

Ich gehe um den Baum...

と書かれていたら、「私はその木の周りに行く」となる。最初の例文のzu~は文末に置かれるので、コンマがないだけでなかなか区別が難しくなる。


私のイタリア人のタンデムパートナーはメールでピリオドは打つけれど、コンマはほとんど打たない。単語は全部わかるのに、文章の意味がすぐには取れないことが多い。3,4回読み直せばコンマがあるべき場所分かるので構わないけれど「読みにくい」と思う。

コンマは小さいことだけれど、とても重要なんだな、と思った。


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