羽田空港からドイツへは全日空の夜便(もともと深夜便だったものがシベリア上空を通過できないので航路変更し、夜便になった)。私はルフトハンザのウェブサイトでチケットを購入したせいか、
オンラインチェックイン不可
だった。ルフトハンザでは、どの席でも事前指定は有料だけれど、全日空は無料で事前指定できる座席があり、私は無料の座席の中から選んでいたので、「オンラインチェックインの時に良さそうな座席が残っていたら選びなおそう」くらいの気持ちだったので、特に影響はなかったけれど、事前指定していなかったらショックが大きかったと思う。
ちなみに、事前指定できる座席は、
真ん中の座席と最後部の中央座席の通路側
という、「無料開放だね」という座席。私はいつでもたいてい後方の通路側を取るので、希望通りと言えば希望通り。ただ、隣の席が埋まっているとチェックインの時にほかの席にするので、今回は機内に入るまで状況が分からなかったのでドキドキした。
どうだったかというと、割と空いていた。
隣の座席は運良く空いていたし、1人で3席使っている人もいた。
さて、全日空の深夜便では機内食は目的地到着前の1食、とどこかで読んだ気がしたので、羽田空港で元同僚とお寿司を食べたのだけれど、実は
2食
出た。写真は満腹でほぼ食べられなかった機内食。照り焼きチキンだった。
ちなみに、ルフトハンザでは2食目はサンドイッチだけれど、全日空はチョイスありの温かい機内食だった。
全日空は高いな、と思っていたけれど、前の座席との間隔はルフトハンザよりも若干広い感じだし、前の人が背もたれを倒しても私にはほぼ影響ないし、事前座席指定が無料あるいは有料でもルフトハンザよりも安いことを考えると、全日空もありかな、と思ってきた。
さて、私はドイツ到着後、国内線に乗り継いだ。乗り継ぎ時間は
1時間40分
の予定。20分くらい遅延したら乗り継ぎ無理じゃない?と思っていたけれど、飛行時間を少し多めに見積もっているのか、私の出国前1週間くらい同便の発着状況を見ていたら、多少遅れて出発してもほぼオンタイムに到着あるいはむしろ早着、またある日は40分遅れくらいで出発したけれど、数分の遅延でドイツに到着していたので、安心して搭乗した。
結果、ほぼオンタイムに出発し、若干(10分未満)の早着だった。早朝にドイツについたわけだけれど、到着後のアナウンスは
『少し早めに到着したけれど、早朝のため
ボーディングブリッジを操作するスタッフがまだ来ていない
ので、しばらくお待ちください』だった。
次は国内線。朝便のせいか、出発ロビーで待っている人は少ないな、と思いながら搭乗時間を待った。
大体予定通りに搭乗したけれど、出発する気配がない。機内はやっぱりガラガラだったので、どこかの便が遅れていて到着を待っているのかしら、と思っていたらキャプテンからアナウンスがあった。
『昨日の最終便がキャンセルになり、60人が当便に振り替えられたけれど、来ていません。おそらく彼らは昨日のうちに電車やバス、その他の手段ですでに目的地に到着していると思うんだけど、保安上の理由から彼らの預け荷物を降ろさないといけないので、今降ろしているところです。あとまだ10分くらいかかる見込みです』
...彼らはこのあとどこで荷物を受け取るんだろう、と他人事ながら気になった。
私も何かの事情で電車で帰宅することになったら、
荷物はピックアップ
して自分で持って帰ろう、と思った。