
京都から奈良はJRの快速電車1本で行け、便利だった。私たちは午前中に京都を出て、午後、奈良観光をした。最初に行ったのはお決まりの東大寺。ソクチくんは大仏の大きさに圧倒されていた。
大仏殿をぐるっと一周する途中、大仏の鼻の穴の大きさと同じと言われている四角い穴のあいている柱があった。私は小学生の時、この柱の穴をくぐった記憶があるけれど、今は無理だな、と思いながら、大学生くらいの男性3人組がくぐろうとしているのを眺めていた。
1人目は頭を入れたところでギブアップ。2人目は、
友達に引っ張ってもらいつつも成功
細身の男性だったけれど、大人でもくぐれるんだ。
大仏殿を見学した後は、五重塔がある興福寺へ。中金堂は、建設当初の堂を再現するために工事中だった。

興福寺を出てからは、ホテルでもらった『ならまち』の地図を見ながら歩いた。『ならまち』という地名はないけれど、江戸時代末から明治時代の町家の面影を見ることができる。いくつかお薦めの場所があり、私たちは『格子の家』を目指した。
格子の家は、ならまちの伝統的な町家を再現したもので、実際に部屋に入ることができる。中の間には箱階段があり、2階にも上がれる。
町家は、間口が広いと税金が高かったため、間口は狭いけれども、奥に長い、というのが特徴らしい。
奈良は結構街全体が『公園』という感じで、シカはどこにでもいたし、のんびりとした時間が流れていたような気がする。私たちのホテルはJR、近鉄の駅から結構遠かったけれど、シカや街並みを見たりして問題なく歩けた。
私はもっと奈良を見てもいいかな、と思ったけれど、ソクチくんは
蒸し暑い。汗が噴き出るからもう歩きたくない
ということで、奈良観光は実質半日くらいだった。