退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『世界』を知ることの重要性」について

2011-06-24 03:37:29 | Weblog
くもり。今日は案外湿気なし。

「偽満州国論」読了。

「スペースインベーダー」を流行させたミハエル・コーガンがロシア生まれのユダヤ人で
彼の作ったゲーム会社「タイトー」の元は「太東貿易」だったというのは初めて知った。

日本が「親ユダヤ政策」をとっていたため満州がユダヤ人の「避難場所」になっていて
「国家内国家」という形で満州に「ユダヤ人国家」を作ろうとしていた動きが一部にあったのも面白い。

95年の作品だけに「インターネット」はまだ新しいけれど
それをいたずらに「楽園」とみなす考えにブレーキをかけているあたりの判断は的確。

市場を独占しようとしていたマイクロソフトが
自社ソフトに対する批判を押し止めるため雑誌記事の掲載をやめさせようとしたこともあった模様。

内容のてんこ盛り具合に満腹。
陸軍がかつてニセ札をバラまいた話もあるので興味のある向きはどうぞ。

深夜U22サッカーオリンピック予選「クウェート対日本」を観る。

ある程度の技術は持っているもののまだまだ正確さに欠け
自分で攻めようという気が見えないプレーぶりはまるでかつての「日本代表」。

気温39度とピッチの悪さという悪条件はあったけれど
グランパスであれほど目立っていた永井がほぼ何の活躍も出来ない有り様。

ただし繰り返される「未熟ぶり」は今後改善されることだろうと思う。
現在の日本代表には海外のチームに所属する選手も少なくなくその「流れ」は留まらないだろうから。

さて。

「世界と互角に戦える素地」を持っているという意味でスポーツ界の未来は明るい一方
「政治」がそうなるためにはどんな「試練」が必要なのか。

基本は「世界に関する情報」を集め
さらには各国のキーパーソンと同等の付き合いが出来る人材を集める必要がある。

少なくとも否応なく「世界」と触れ合う「環境」が当たり前にならない以上
それが政治であろうとマスコミであろうとかつての「満州国並み」にしかならないことだけは自明。

ちなみに「バナナリパブリック=バナナ共和国」というのは
「経済的に不安定で外国企業に支配されひとつの輸出品(バナナ)に依存する中央アメリカの国」を指す。

おそらくわが国の「実態」はそのあたりと変わりなく。

「五十歩百歩」「どんぐりの背比べ」「目くそ鼻くそを哂う」といった類いの
いかにも「貧しい」かたちで「自国の優位」などを説くことのないようにしたい。
コメント
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