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鎌倉 ガラス工房

2019-09-12 | handicraft

比較的涼しかった先週の水曜日、鎌倉に行きました。

ガラスのアクセサリーを見たくて。

場所も、工房の名前も載せられない(作家さんの許可が下りませんでした。)のですが、お話が興味深かったので、そこは書いても良いかな?と勝手に判断。

チョーカーとピアス

じぇれまいあのモノになったからこの写真は載せても良いのよね? 

 

アクセサリーはどれも 綺麗/可愛い/素敵 で目移りしまくりでした。

興奮気味のじぇれまいあに呆れたのでしょう、「これでも飲んで頭を冷やして」と冷たいお茶を出して下さいました。

ガラスなのに軽いのは特殊な作り方をしているからだそうです。

写真のピアスは厚みのある三角形に見えるけど、どちらかと言えば、三角錐っぽい。 中にプラチナ箔が入っています。

光を集める/反射させるカットになっているのに、どこも丸みを帯びています。

作家さんの語録をば。。。

見て美しいガラスペン、実際にインクを使って書かせてくれました。 ペン先の溝のインクがなくなるまでかなり多くの文字が書けます。

ペン先に8本の溝を均等に作るのが難しいのだそうです。 

● 「このペンを使うと、書くというより刻む感じ。」「刻む」という単語にハッとしました。

● 「昔、戸籍は改ざんできないようにガラスペンで書いていた。」そうですよ。

「丸み」について 

● 「日本の工芸品は丸みを帯びているものが多いんですよ。」

● 「手鏡にしても、外国のものは四角だったり楕円形ですけどね。」と丸い手鏡を見せてくれました。 

(売り物ではない)アンティークの鏡台を示して

● 「この鏡台にしても、縁が角ではなく丸みを帯びているでしょ。」と。 

そう言えば、母が使っていた鏡台の姿見の上部は丸みを帯びていましたっけ。

ティアドロップ形、雫💧形のペンダントやイアリング、なにか雰囲気が違うと思ったら・・・


● 💧の肩の部分(by作家さん)に丸みを持たせている(作る時にひっぱると尖ってしまい丸みは出ない)のだそうです。

なるほど。 涙形、雫形でも肩がふっくらしてるんだわ。

だから「優しい、柔らかい」という感じを受けるんですねー。

感じ取れるけど、何故なのかは言われないと分からない・・・計算されているんですね。

 

 

売り物ではない展示作品も素晴らしかったです。(写真を載せられなくて本当に残念!)

アザミ、昆虫類、ユニコーン、金魚、ヘアブラシ、等々。

(昆虫類を見たら、従兄弟を思い出しました。 お茶農家ですが趣味で、乾燥させた竹で昆虫やら作っているのです。)以前の記事→ 竹細工 とんぼ

金魚は鉢の中で浮いていました!!! 

どうやって作るんですか?と質問したら「(金魚の)中を真空にしています」と。

「はぁ」とお返事したものの、じぇれまいあの頭では理解不能でした

「カワセミ」には色が付いていませんでした。 

「(カワセミの色は)見る人に想像して貰いたいから」だそうです。

芸術家で哲学者だわ!と感銘を受けました。 

興味深いお話を聞かせていただき(お茶までご馳走になって!)お暇しました。

友人に「30分位居ちゃったね~」と言ったら「いや!1時間は居た!」ですと。。。。

 

外が気持ちよかったのでとある茶屋で一休み。

鎌倉はそぞろ歩きが楽しい街ですね。

季節が良くなると人で溢れかえるところがアレですが。。。。

この日は静かでした。 ラッキー!

作家さんがブログに写真を載せる許可を下さらなかった理由は。。。

「ひとりでやってるからお客さんが増えると困るんです」

はぁぁぁぁぁぁ~?   

商売っ気ないというか…でも(一時間も)お話聞いたので納得できる理由でした。 

作家さんはそういうお方です。「匠」とお呼びしたい! 

お客になっといて良かった!

He is a real craftsman!

 



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