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お菓子を焼くこと、映画を観ること、猫!
好きなことについて書いています。

Mr.Bates vs The Post office

2024-06-03 | 映画/ドラマ
こんな興味深いドラマは久しぶり。

全4話の『ミスター・ベイツvsポストオフィス』が描くのは、2000年代に実際に起きた英国史上最大規模の冤罪事件。 700人以上の郵便局長らが、無実にもかかわらず、ITシステムの欠陥を要因とする問題により窃盗や詐欺といった罪に問われ、家も財産も名声も失い、投獄されたり自殺したりする者まで発生する事態となった
(by 海外ドラマNavi)

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サブポストマスターとはポストオフィスと雇用関係が無い独立した事業主で、ポストオフィスから委託を受けて郵便局を運営している。日本語に直訳すると「副郵便局長」だが、実質的には郵便局長である。

うっすらとしか知らなかったけれど、こんな酷い事があったとは‼️
仕事、家、家庭、信用、健康、どれも生きて行く為に必要なのに、落ち度のない人達が全てを奪われた、そう、「奪われた」という表現がピッタリだわ。
観ていて思わず声をあげちゃいました。 そんな理不尽な!あんまりだ!

それにしても、俳優さん達が素晴らしい。 
演技をしているというより、血が通った人々、それぞれの感情がとっても伝わって来て、不覚にも涙ぐんでしまう場面もありました。
モニカ・ドーランは以前から注目してましたが、今回もお見事でした。


もう一つ感激したのが、ベイツさんご夫婦が住むウェールズの美しさ
元郵便局長さん達の心情を思うと暗くなったり怒りを感じたりするドラマなんだけど、この風景に心洗われる感じでした。
ドラマのベイツ夫妻

ため息が出る美しさ。

「英郵便局えん罪事件 1人1億円以上の補償金払う救済法案が可決」とNHKが報じています。 リンクはこちら

補償金が支払われるのは良いけど、ほかにも問題あるよね?
罪のない人々が訴追され中には服役した人もいるのにポストオフィスの人間は誰一人起訴されていない、これどうするのかしら?
まだ続くのかな?

The Duke 「ゴヤの名画と優しい泥棒」

2023-04-17 | 映画/ドラマ
いや〜、久しぶりに楽しませてくれる映画に出会いました。
映画館に行ったのではなくムービープラスで観たんですけどね。


ムービープラスのHPには
ナショナル・ギャラリーで起きたゴヤ盗難事件。英国中を巻き込んだ嘘のような実話を、「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督が映画化した感動ドラマ。

1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。犯人は60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。テレビで孤独を紛らわす高齢者たちの生活を少しでも楽にするため、絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。
とあります。
ジャンルがコメディとなっています。


ケンプトン・バントン役のジム・ブロードベントが最高! 
妻役のヘレン・ミレンもいつものように最高!
ヘレン・ミレンは「奥さんに関する情報がなかったので1960年代の女性の写真を見つけてその写真からイメージを膨らませて演じた」と言っています。
二人の会話、と言うか、やりとり、掛け合い? タイミングが絶妙で堪能させて貰いました。
2人とも素晴らしい役者さんと(知ってたけど😅)改めて感嘆しました。

裁判所のシーンでは笑いました。 イギリスのユーモアのセンス、大好きヨ。
(マシュー・グードが弁護士役で出てました。)
このサイトによると、映画の原案は、ジム・ブロードベント演じるケンプトン・バントンの孫のクリストファー・バントンさんがプロデューサーに持ち込んだんだそうですよ。
彼は、映画の全てのシーンは実際の出来事に基づいている、と言っています。
実話なのにコメディって…。
実際の出来事に基づいている、って事は、普通の生活がユーモア満載?
イギリス人が持っているセンスオブヒューモアを感じます。

因みに、イギリスのTVライセンス料ですが、2000年から75歳以上の人は支払わなくて良くなったらしいデス👍🏼

面白かった! 昨晩偶然観て、今日またしっかり観ちゃいました😅
おススメします❣️

マーマレードとPaddington2

2021-05-17 | 映画/ドラマ

マーマレードと言えば、熊のPaddington!


Paddington 2 - Knuck les McGinty
 
ブレンダン・グリーソン演じる強面のナックルス・マッギンティ(マクギンティの「ク」はほとんど聞こえない)が発音する「marmalade」がたまらなく可愛らしいんです。
1分58秒あたりです。
******************
先日美容院に行ったら店長が甘夏を10個も下さいました。
5個はそのままいただきました。 残りはまたマーマレードを作りました。
 
 
出来上がったマーマレードの半量は美容院に届け、残りの半量でマーマレードのトレイベイクを作りました。
 トレイベイクはその名の通り、トレイで焼いて切り分けるお菓子です。
四角に切ればマーマレードスクエア(s)。
棒状に切ればマーマレードバー(s)。
しっとり生地と甘酸っぱいマーマレードが美味しい。
マーマレードの皮の食感も楽しい。
 
今日は Paddington 2 を観ながらこのケーキをいただきま~す。
ブラウン一家のお父さん役はヒュー・ボネヴィル
お母さんはサリー・ホーキンスが演じてます。
この人邪気がないというのかホント好きですわ。

Paddington1の悪役はニコール・キッドマン、とっても良かった!
Paddington2の悪役はあのヒュー・グラントも良いですよぉ!
子供向けでも大人も十分楽しめます。
少なくともワタクシは楽しめまっす!
え?精神年齢が子供ジャンて?😅 

ボディガード守るべきもの Bodyguard

2020-10-15 | 映画/ドラマ

最近堪能したドラマ。
スーパードラマで放送された「ボディガード 守るべきもの」は面白かった。
(日本語タイトルの「守るべきもの」って要らないんじゃない?)

ゲームオブスローンのロブ・スターク(大好きだったぁ!)を演じていたRichard Maddenと、Ashes to Ashes や Line of Duty の Keeley Hawes (好きな女優さん♪)主演のポリティカルサスペンスドラマ。 
 
 
 

あらすじは(Wikipedia)
別居中の妻子との関係とPTSDに悩む警察官のバッドは偶然乗り合わせた列車でイスラム教徒による自爆テロを防ぐ。この功績でバッドは、野心的な女性内務大臣モンタギューの警護に就く。モンタギューはテロ対策のために国民のプライバシーを一部侵害する法案を推進し、暗殺の危機に遭遇する。バッドはモンタギューの政治姿勢に反発しながらも彼女を守り、やがて男女の関係となる。モンタギューは首相のスキャンダルを握って脅し、後釜を狙うが爆弾で暗殺される。MI5は首相のスキャンダル情報を取り戻そうとし、警察内の対テロ組織は暗殺事件を捜査し、バッドはモンタギューがMI5により暗殺されたことを疑う。やがてバッドは犯人に仕立て上げられて命の危険にさらされる

第一話の冒頭からRichard Madden の演技に引き込まれ、最終回までずっと惹きつけられっぱなし。

最初のエピソードの冒頭、自爆テロを思い止まらせようと、全身全霊でテロリストに語りかけ説得する姿を見て大ファンになってしまいました。
元兵士の彼が戦場で何を見、どんなに辛かったかを想像させる演技でした。
彼の目が語ってました。 まだ印象に残っています。
スコティッシュアクセントも、一途で朴訥な雰囲気を出していて良かったです。

PTSDに悩むアフガニスタン帰還兵バッドは、周りには弱みを見せず「自分は大丈夫だ」の一点張りで、仕事に専念する、というか、仕事に逃避?
その一途さと脆さ、危うさに時々胸が締め付けられるようでしたわ。
最終回は圧巻でした。
ラストエピソードの絶体絶命のシーンでは、一緒に泣いちまいました。

6週間に渡って(全6回なので)バッドに寄り添ったワタクシは、事件が解決してついにカウンセラーに相談に行くラストシーンの「My name is David.  I need some help.」のセリフにはまたまた涙目になってしまいました。
「助けを求める」ことは弱虫の印じゃない! 
自分に正直になるって、一番勇敢なことかもしれない。

ずっと強がって心に鎧を付けてきたバッドがやっと甲冑を脱いで本来の自分に戻る第一歩を踏み出したかと思うと、ね。


TVで観たい番組がない中、貴重なシリーズでした。
終わっちゃったわ・・・脱力。。。
気に入っていた「Happy Valley」の再放送も終わっちゃったし、何を楽しみにすれば良いのよーーー?


Richard Madden は次期007ボンド役候補に上がっているという噂です。
そうなったら映画館に行く❣️

修道士カドフェル

2020-02-16 | 映画/ドラマ

「Brother Cadfael」 日本語では「修道士カドフェル」

 

Cadfael は「カドフェル」となっていますが、ドラマの中では「カドファィル」に近い発音に聞こえます。「カドヴァイル」と聞こえる時もあります。
作者Ellis Peters はCadfael の「f」は英語の「v」の音で「 ˈkædvɛl/ KAD-vel」と発音のつもりだったそう。 もっとも、ウェールズ語では「 /ˈkædvl/ KAD-vyle 」という発音になるそうですが。
この名前は間違って「 /ˈkædfl/ KAD-fyle 」発音されること(TVシリーズを含む)
が多く、作者は登場人物の名前の発音ガイドを付けるべきだったと言ったことがあったそうですわ。

ともあれ、舞台は12世紀のイングランド。
カドフェルはシュールズベリにある修道院のベネディクティン修道士。
ウェールズの出身で最初の十字軍に従軍した経験を持ち50代に修道士となった彼が、事件を解決してゆく話です。
東方で身に着けた薬草の知識を生かして、修道院ではハーブガーデンを作り様々なハーブや薬草を育て薬を作り、ケガの手当もします。
人生経験や植物の知識で事件の真相に迫っていきます。 
 
本はとても読みごたえがあります。 歴史ものとして読むこともできそうです。
 
TVシリーズを初めて観てとても嬉しかったのは、Cadfaelの作業小屋!
想像していたのに近く、いえ、想像してたのより美化されてるけど!
12世紀ですから、掘立小屋に近く、戸板や壁板は隙間だらけだけど、そこが良いの!
 
ストーリーだけでなく、建物、家具、衣類、色々楽しめます。
そうそう! ちょっと前のドラマですから、現在活躍している俳優さん達の若い頃が見られてこれまた嬉しい♪
昨晩観た「Monk's Hood」(1994年)には「エレメンタリー」の Jonny Lee Miller が出てました。当時22歳だったんですねぇ。
 
今夜はどれを観ましょうかね~~♪♪