国際情勢の分析と予測

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テクノ・ウラマー構想のKurosaki Koji氏対ヒラリー、シェリー・ブレアの国際金融資本陣営?

2007年01月24日 | 中近東地域
更に長期的には、プロトン・デジタル・アーカイブ社が推進するアラブ諸国の技術教育推進と産業高度化支援によって、彼らが自らの力で先進国化することを目指して日本が援助していくことになるだろう。そして、このアラブ諸国の技術教育支援という方針は、長沼伸一郎氏が提唱する「テクノ・ウラマー構想」そのものである。明治時代に士族階級が挙って高等教育機関で学び自然科学を修得したように、イスラム諸国の中枢階層であるウラマー=イスラム法学者から成る知識人層が西欧近代科学を修得するならば、「近代テクノロジーとイスラム法を融合させる社会的手法が確立されておらず、そのためウラマー層がうまく機能していない」という現代のイスラム世界の最大の問題が解決に向かうだろう。イスラム諸国が欧米のように先進国化し安定することの意義は安全保障上も経済上も計り知れない。更に、日本が欧米先進国と中東イスラム圏諸国の仲介者となることでイスラム圏を味方に付け、国際的影響力を高めることで知的制海権を確保することが可能となろう。 Kurosaki Koji氏は、民主党大統領候補者として名乗りを上げたヒラリー・クリントン女史に対して事実上宣戦布告を行っている。ビル=クリントン氏はアーカンソー州のロックフェラー元知事の隠し子という説があることを考えると、ヒラリー・クリントン女史はブレア英首相と同様に国際金融資本陣営の中枢にいるのかもしれない。また、「シェリー夫人はブレア首相が行き詰まるたびに決定的な役割をした」という東亜日報の記事から考えると、ブレア首相はシェリー夫人の命令どおりに動く操り人形的存在であり、ヒラリー・クリントン女史とシェリー・ブレア女史がクリントン大統領就任(1993年)、トニー・ブレア労働党党首就任(1994年)以後の国際金融資本陣営の中枢として活動してきたのかもしれない。シェリー夫人のヒラリー女史大統領選出馬へのエールも意味深である。12月11日の英タイムズ紙記事の謎のヌード絵公表も何か深い意味があったのかもしれない。 ソ連共産党でも、高官の妻となったユダヤ系女性のネットワークが国際金融資本(米英の奥の院)との繋がりを持っていたという説を元外交官の原田武夫氏が確か著書に書いていた様に思う。国際金融資本の中枢と思われる英蘭両国の女王も含め、実は国際金融資本の指導部は全員女性なのかもしれない。 . . . 本文を読む
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