国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

モスクワでの習ープーチン会談はヤルタ会談に相当、米覇権を葬り去り、覇権が多極化&東洋に移る。

2023年04月02日 | 中国
2023/3/21のモスクワでのプーチン習近平会談はパックスアメリカーナを葬り去るものでヤルタ会談に相当する、覇権が多極化し東洋に移るとの指摘がある。 その後起きた最も重要な事件は、3/29のサウジアラビアの上海協力機構への参加決定だ。今はパートナー国だが将来は正式加盟に向かうことだろう。深刻な対立を抱えていたサウジアラビアとの関係は3/10に中国の仲介で既に改善している。 事実上欧米の支配下にあったASEAN諸国でもシンガポールとマレーシアが中国との関係強化を打ち出した。欧米の支配と決別したことを示す。 スパイ事件による中国駐在日本人の逮捕は日中ロ連携協議のためのダミーとのコメントを頂いたが全く同意。林外相、福田元首相は日中露連携推進派だ。岸田首相は西側連合連携推進派と国内が分裂した状態になっている。 これは欧州も同じで、フォンデアライエン欧州委員長とマクロン大統領が西側連合派だがスペイン首相が親中派に寝返り、ドイツ国会議員からも反米派が出ている。 サウジの動きは、中東石油の決済をドルで行うという石油ドル体制の崩壊を意味する。多くの非欧米諸国が決済通貨をドルから自国通貨に変更する動きが出ている。その結果ドルが下落し、米国債が暴落してFRBが債務超過になって破綻し、世界主要国が中央銀行を国有化することで西側支配階層の世界支配は崩壊していくのだろう。米国政府や欧米の大手情報企業、医薬品企業が生物兵器として新型コロナウイルスとそのワクチンを同時に開発した疑惑は濃厚で、その事実が明るみに出れば、米国政府もそれらの企業も犯罪組織として糾弾され消滅することだろう。米国は各州が連邦政府を離脱し、共和党系と民主党系の二つに分かれて即座に内戦勃発だろう。 . . . 本文を読む
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