国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

滅亡の迫るイスラエルと韓国

2009年06月09日 | イスラエルと韓国の類似性
東アジアの未来図を予想するには、日中韓三カ国に存在する自動車・造船・液晶・半導体・携帯電話などの膨大な工場設備の行方が重要である。現在既に米国発の世界不況で工場の稼働率が低下し遊休化しているが、近い将来米国政府が破綻すれば世界は更なる大恐慌に陥り、工場の稼働率低下は深刻な問題となる。三カ国で協調して工場設備を削減する方法は実現困難と考えられ、戦争による過剰工場設備破壊以外に解決策はないであろう。何も手を打たなければ、工場設備の多い日本と中国の間で戦争(核戦争を含む)が起こることは避けられないと思われる。この日中戦争という破滅を避け、日中両国がWIN-WINの状態になれる方法はただ一つ、韓国の工場設備を完全に破壊してしまうしかないのだ。韓国さえ我慢してくれれば日中両国は戦争を回避できるのである。韓国の工場設備を破壊する、しかも日中両国は戦争に巻き込まれない方法は二つある。一つは親北朝鮮的勢力による南北の平和的統一である。親北朝鮮勢力が韓国を支配するならば、工場の合理的経営は不可能になり、韓国の工場設備は遊休化するだろう。もう一つの方法は、北朝鮮軍の南進による半島統一である。この場合、済州島を韓国支配階層の脱出地として確保することが可能になる。日本の戦略学では敵の逃げ場を確保することで敵の決死の抵抗を回避するという概念があり、日本はこの戦略を選択する可能性が高い。恐らく、日本・中国・北朝鮮の三カ国の間で北朝鮮の南進・半島統一と韓国政府の済州島脱出というシナリオが秘密合意されており、米国やロシアの同意も得られているのではないかと私は想像する。では、最近の北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験は一体何が目的なのだろうか?これは私の想像だが、北朝鮮の目的は、韓国国民に対して、北朝鮮が核ミサイルを保有しているのではないかという疑念を持たせることではないかと考えている。北朝鮮軍が南進するとしても、通常なら精強な韓国軍の反撃に合い、逆に北朝鮮領内に攻め込まれてしまう可能性が高い。それを阻止するには、「韓国に対する核攻撃の威嚇」以外の方法はないと思われる。北朝鮮軍は奇襲攻撃で南進するだけでなく、「韓国軍が降伏しないならばソウルや釜山を核ミサイルで攻撃する」と脅迫する計画なのではないかと思われる。韓国国民は核兵器による破滅よりは、北朝鮮による統一を選択することだろう。 . . . 本文を読む
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