国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

3月1日の財政の崖を前に激動状態に入った国際情勢:世界は第4帝国と大東亜共栄圏に二極化

2013年02月14日 | イスラエル・ユダヤ・国際金融資本
バチカンは宗教改革による外部からの攻撃、ベネチアがバチカンに送り込む聖職者達やイエズス会などの国際金融資本系の勢力による内部からの攻撃にこの数百年間苦しんできた。ベネディクト16世は国境線を隔てるものの文化的・民族的にヒトラーとほぼ同郷であり、国際金融資本に対抗する勢力の中心人物の一人と思われる。財政の崖で国際金融資本が滅亡することを記念して退位するのか、あるいは国際金融資本によるテロ攻撃の脅迫から世界を救うためなのか?600年ぶりの退位は極めて異常な事態であることを示している。安倍首相の高い支持率も、TPPに関する世論調査も恐らく全て捏造か歪曲されたものだ。小泉ジュニアはTPP反対で団結する日本支配階層の真意を隠すための戦術としてTPP賛成を主張するという俳優の役回りを演じている。ガーディアンエクスプレスの報道は真実かどうか不明だが、劇的な世界変動が近づきつつある。恐らく日本がTPP参加を事実上拒否することで南北アメリカと太平洋を支配する米国圏は分裂し、米加がEUとのFTAを通じてEUに統合される形で西方教会先進国圏連合が成立することだろう。米加の通貨はユーロになり、フランクフルトのブンデスバンクを通じてドイツ民族がその支配者の地位に就くことになる。第4帝国成立だ。中近東・北アフリカのイスラム圏やブラックアフリカ、中南米はその辺境地域となる。それに対抗するのは拡大された大東亜共栄圏と呼ぶべき上海同盟で、事実上の主催者でありながら国際金融資本の脅迫で正式参加が不可能であった日本が参加することで完成する。米加を吸収した拡大EUと大東亜共栄圏はともに世界のGDPの半分近くを占める一大勢力となり、21世紀の世界はこの二極体制に移行する。ロシアは首都をウラジオストクに移転させて大東亜共栄圏の一員となる決意を固めたと想像する。 . . . 本文を読む
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元外交官の孫崎享氏が原発反対を唱える真の理由は核武装:原発を維持すればNPT条約上核武装は不可能

2013年02月06日 | 日本国内
元外交官で情報・諜報部門の専門家である孫崎享氏は福島原発事故以来、原発反対を主張している。エネルギー資源を全て輸入に頼る日本にとって複数のエネルギー源を確保することはリスク管理上非常に重要であり、化石燃料以外のエネルギー源である原子力は常識的に考えれば日本が今後も維持し推進する必要がある。孫崎氏ほどの人物がそれを理解できないはずがない。私はかつてからこの疑問を持っていた。そして、最近ある文章を読んでその疑問が一挙に解消した。それは冒頭に引用した雑誌「月刊日本」の記事である。つまり、日本に於いて原発を継続することイコール核武装断念であり、原発廃止イコールNPT脱退・核武装なのである。読売新聞が原発推進派なのは、この新聞が米国あるいは国際金融資本の利益を日本の国益より優先する会社として戦後に設立されたことを示している。孫崎享氏は本音では核武装論者であり、そのために愚かな一般大衆の原発不安論を煽って原発廃止の世論を盛り上げようとしているのだろう。 ただ、日本が本当に原発を廃止する必要があるかどうかは微妙であると私は考える。地政学者の奥山真司氏が「選択的関与派の大御所であるバリー・ポーゼンがオフショアバランシング派に寝返ったか?!」と述べている通り、米国は世界から軍隊を引き上げていく方向にある。これは、米国が軍事力による脅迫で大きな収益を上げている金融や情報などの産業の競争力を失うことに繋がり、米国経済をも破滅させる。それによって米国に寄生した国際金融資本を滅亡させるという肉を切らせて骨を断つ戦略であると私は想像している。米国を通じた国際金融資本による世界支配という20世紀のシステムが崩壊すれば当然NPT体制も根本から見直される筈だ。アラブ、中国といった巨大文明圏に対抗する勢力であるイランや日本の核武装を認めることは、国際金融資本滅亡後の米国やその兄弟である欧州の利益に合致する。今後の日本は米国がいつどのような形でどの程度外国から軍隊を引き上げていくかに注目すべきだ。 . . . 本文を読む
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日本と高句麗は兄弟民族

2013年02月05日 | 日本国内
紀元前37年から668年まで朝鮮半島北部から満州南部にかけて存在した高句麗は高句麗語を使用していた。この高句麗語は琉球語の次に古代日本語に近い言語であったという。高句麗語と最も近い言語は古代日本語であり新羅語や古代朝鮮語はやや遠い関係になる。倭・高句麗共通語が村山七郎によって提唱されている。これに反論する学者がほぼ全て韓国系であることは韓国の伝統である歴史捏造と評価すべきであろう。恐らく日本は高句麗と兄弟民族の関係にある。トルコ・モンゴル・朝鮮民族は従兄弟か又従兄弟ぐらいか。高句麗遺民が建国に参加した渤海も日本の兄弟国家と見なせるだろう。日本と渤海の頻繁な交流は注目される。 高句麗滅亡の2年前に来日した高句麗政府高官(恐らく王族)が日本に帰化し、後に武蔵国に高句麗出身移民とともに高麗郡を作りその首長に命じられ、その直系の子孫が高麗神社の宮司を勤めている。これは高句麗王室の子孫かもしれない。 高句麗を滅亡させたのはモンゴル高原の遊牧民族鮮卑族が中国北部に侵入して建国した随と唐である。聖徳太子が超大国随に不遜な国書を送ったこと、白村江で日本が唐と戦ったことは、高句麗との兄弟関係が関係している可能性がある。セルビア人に民族・言語・宗教で兄弟関係にあるロシアがその関係故にセルビアを支持して第一次大戦に参戦したのと似ている。民族の絆を重視することは国益の純粋な追求を阻害することにも繋がる。この観点から、私はツラン同盟や河豚計画には反対する。 . . . 本文を読む
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