国際情勢の分析と予測

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常温核融合、東芝・石播のウェスチングハウス社買収、三菱重工とコスモクリーナーD

2007年01月19日 | 常温核融合・重力遮蔽・生物兵器などの超先端科学技術
最近、東芝が石川島播磨重工と共同で米国の原子炉製造企業であるウェスチングハウス社を買収している。三菱重工も原子炉関連技術を保有しており、日本の二大財閥グループである三菱と三井住友の両方が原子炉に関わることになった。ところで、核変換の技術についても、三菱重工の岩村博士が業績を残しているし、三井グループのトヨタも恐らく成果を上げていることだろう。三菱グループと三井住友グループの両方が原子炉・常温核融合関連ビジネスに本格的に参入する気配を見せている。 常温核融合と一見無関係な原子炉企業をなぜ東芝が買収したかという点だが、常温核融合の技術は危険な放射性物質を核変換によって安全な元素に変えることができる可能性がある。三菱重工の岩村博士は、安定同位体であるセシウム133とストロンチウム88をそれぞれプラセオジウムとモリブデンに元素変換(=核変換)することに成功している。他の研究施設の再現実験も成功しており、技術的には確立されていると言える。これがもし、ストロンチウム90やセシウム137の様な半減期の長い危険な放射性同位体にも利用可能ならば、原子炉や核実験施設の放射性物質による汚染の除去に利用できる事になるのだ。常温核融合が普及して世界中の原子力発電所が閉鎖されることを見越して、発電所の建物を含めた膨大な放射性汚染物質の処理ビジネスに参入するのが目的ではないかと想像する。当然、原子力発電所の設計に関わる情報を手に入れている企業が有利であり、それが東芝のウェスチングハウス社買収の最大の理由ではないかと推測する。その他、原子力発電所市場を失うウェスチングハウスを高値で買収することで米国に恩を売り、見返りに日本の核武装を容認させるという国家戦略レベルの取引も含まれるのかもしれない。東芝・石播のロシアの原発建設への参入というニュースは、チェルノブイリやセミパラチンスクの放射性物質除去が目的かもしれない。人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」は、コスモクリーナーDと呼ばれる放射能除去装置を手に入れる為に14万8千光年の彼方のイスカンダルへ旅立つというシナリオであった。現実のコスモクリーナーDは北大工学部の水野助手の理論に基づいて三菱重工の岩村博士が作りだしているのかもしれない。 . . . 本文を読む
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