国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

奈良高校・奈良県庁・奈良市役所・奈良県立医大の移転、女子大と教育大の法人統合に見る学研都市への還都

2019年07月19日 | 京阪奈学研都市への遷都
平城高校の廃校を前提とする奈良高校による敷地乗っ取り、奈良市役所の移転はともに建物の耐震問題が原因であるが、これは故意に放置してきたとしか考えられない。奈良県庁の移転を含めて奈良市旧市街に確保してきた公有地を、皇室関係施設の建設目的に転用する目的と推察する。奈良教育大附属小中、奈良女子大や奈良教育大も広大な敷地を旧市街に有しており今後移転させる可能性もありうる。奈良高校・奈良教育大附属中学の近隣には広大な奈良ドリームランド跡地が未開発のまま残されているが、これらも皇室関連施設用地に転用されると想像する。奈良県庁の移転先は現在の奈良県立医大敷地の一部と想像する。 奈良高校の移転で私が注目しているのが、奈良高校移転先の平城高校の敷地である。ここは学研都市域内で高の原駅から徒歩数分という交通至便の地である。東大寺学園は今回の奈良高校と同様に1980年代末頃に奈良市旧市街から高の原に校舎を移転している。東大寺学園の前身の私立清々中学は新制奈良高校附属中学的な役割を果たしてきた。今後国際金融資本の世界支配が崩れれば教育システムも戦前に復帰し、東大寺学園が奈良高校と統合されてそれぞれ男子校・女子高となって旧制奈良中学・女学校が復活するかもしれない。 もう一つ注目されるのはリニア奈良市付近駅の工事との関連である。神奈川県相模原市のリニア橋本駅は、県立相原高校を移転させてその跡地を地下駅設置場所に転用している。もしリニア駅を高の原に建設するならば平城高校跡地地下だろうと私は想像してきた。しかしながら、平城高校跡地に奈良高校が移転するとなると、高の原へのリニア新駅建設は難しくなるだろう。奈良市内のもう一つの候補地であるJR関西線平城山駅は近隣にJRの車庫やゴミ処理場などの公共施設がありそれを駅に転用することは不可能では無いが、リニア線路の方向に合わせた東西方向に長い敷地を確保するのは難しい。奈良県内で他に候補になり得るのは大和郡山市内のJR関西線と近鉄線の交差地点か、生駒市北部の学研都市髙山地区のみであろう。前者は南に寄りすぎているし、後者は連絡する他の鉄道路線が皆無で、新に建設するとしても、奈良県中南部へのアクセス不良という問題を抱えている。奈良高校の高の原移転でリニア新駅は精華町等の学研都市京都府南部地区にほぼ確定したと思われる。 . . . 本文を読む
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