国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

2016リオ五輪直前のジカ熱大流行は新自由主義への政策変更を要求する西洋支配階層の生物兵器攻撃?

2020年02月19日 | イスラエル・ユダヤ・国際金融資本
2016年のリオ五輪直前のブラジルではジカ熱の流行で多数の小頭症患者が誕生するという悲惨な事態になり開催が危ぶまれた。今回の東京五輪が新型コロナウイルスで危ぶまれているのとそっくりである。 ブラジルは2003-2011のルーラ大統領、後継の2011-2016のルセフ大統領の2代にわたる労働党政権で、メルコスルによる南米統合や親ベネズエラ政策、途上国のリーダー的行動を取った。これは明らかに反国際金融資本的、親大東亜共栄圏的姿勢であった。 ルセフ大統領は汚職疑惑を報道され、弾劾決議や罷免決議を受けて失職する。ルセフ大統領の副大統領であったテメルが大統領に昇格し残り任期を務めるが、彼も汚職疑惑を報道される。これら3人の反国際金融資本的な大統領はいずれも逮捕や起訴を受けて大統領選挙への立候補が困難になった。そして、テメル大統領の次の大統領になったボルソナーロは、過去3代の大統領とは異なり、選挙で選ばれたベネズエラのマドゥロ大統領を承認せず、米国が指名したグアイドを指導者として認めた。更にボルソナーロは新自由主義的政策を採用した。これによって、ブラジルとベネズエラの連携による国際金融資本から独立した南米という理念は大きく後退し、南米に対する国際金融資本の占領が継続することになった。私は、このブラジルの謎の政策転換は、国際金融資本が生物兵器であるジカ熱を用いてブラジルを攻撃したため已む無く譲歩したのではないかと想像している。ルセフ大統領の退任後、ジカ熱の大流行は急速に収束しているのは、ブラジルの譲歩により生物兵器の散布を中止したからではないか。 . . . 本文を読む
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