国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

米軍の日本撤退、畿内への還都と同時にユジノサハリンスクが豊原に改称され、モスクワからの遷都が行われる?

2022年04月20日 | ロシア・北方領土
サハリン州の州都であるユジノサハリンスクは日本語訳すれば「南サハリン市」。ロシアの主要都市でこのような仮呼称的地名は例がない。そして、1945年にソ連が南樺太を占領した時点で、豊原を帝政ロシア時代の旧名であるウラジミロフカに改称することは簡単だった。なのにウラジミロフカではなくユジノサハリンスクという新たな名前にしたことは、この呼称が一時的なものであることを示している。 「豊原」という地名は、ロシアの文豪チェーホフの旅行記『サハリン島』の記述が由来という北大スラブ研究所の研究員である井澗裕の主張は正しいと思う。それは当時の日本政府とロシア政府が話し合って決めたのではないか。将来米英の世界覇権が崩壊し皇室が東京から京阪奈学研都市の新皇居に移住、東京が旧名江戸に戻るのと同時期に、千島列島は全てがロシア軍の排他的活動を条件とするアイヌ民族居住地域として日本に返還される。そして、サハリンは中国に無関係な樺太に改称され、ユジノサハリンスクは旧名「豊原(キリル文字ではтоёхара)」に改称されてモスクワからの遷都が行われるのだろう。日本統治時代の主要建築物の一部がユジノサハリンスクで保存されているのはその準備だろう。 1713年のサンクトペテルブルグ遷都は先進的な西欧文明を受け入れる窓口であり、それは1922年のモスクワ遷都まで続いた。それは、対外交流を断った共産主義国への移行に合致する。同様に、2020年代後半か2030年代に起きる豊原遷都は先進的な東アジア文明への窓口となる。シベリア鉄道と北海道新幹線は間違いなく豊原まで延伸される。 . . . 本文を読む
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第二のフルシチョフ:ロシアはウクライナを併合、プーチンの後任はゼレンスキーにするシナリオでは?

2022年04月02日 | ロシア・北方領土
ウクライナのロシアにとっての重要性はキエフ公国の歴史だけではない。現在のロシアの三分の一という大きな人口、石炭鉱山を含む工業地帯、穀倉地帯としての農業面での重要性、黒海に面するという軍事戦略的な重要性からもロシアにとって不可分の土地だ。従って、ロシアにとってはウクライナの分割は敗北であり、キエフを含めたウクライナの大部分をロシアに併合することが最終目標と思われる。ガリツィアを併合するかどうかだけが議論の余地だろう。ただ、ポーランドへの併合はガリツィア人すら望まないだろう。 ソ連崩壊後のウクライナ人は恐らくロシア人よりも大きな苦痛を経験してきた。1990年代の経済的困窮は石油もガスも出ないウクライナの方が大きかっただろう。2014年のマイダン革命とそれ以降、多くのウクライナ人が虐殺されている。第二次大戦中のナチスドイツ侵入と同様に2014年に西側から多数のテロ工作員が侵入してウクライナ政府を乗っ取ってウクライナ人を迫害しているのだから。歴史が繰り返すなら、フルシチョフの様なウクライナ東部出身のウクライナ人有力政治家がプーチンの後任としてロシアの最高指導者になることだろう。それはユシチェンコ元大統領でもよいし、ティモシェンコ元首相でも良い。しかし、プーチンの様に20年以上国家最高指導者として活躍できることを考えると、現在44才のゼレンスキーが適任だと思う。 今後ウクライナ政府はロシア政府と講和し、その過程でウクライナはロシアの一共和国に編入される形でロシアに併合されると想像する。国民投票でゼレンスキーが併合支持を主張することだろう。ベラルーシも同様。独立国としてのウクライナとベラルーシは消滅するが、プーチンが退任して後任にゼレンスキーを指名し彼がロシア大統領選挙で勝利することでウクライナ人の国を失う悲しみを和らげるというシナリオではないかと想像する。 . . . 本文を読む
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