近くの川で越冬している白鳥たちは、もう飛び立ってしまったかなと思いつつ見に行くと、
いました、いました。
人っ子ひとりいない川辺、階段を降ろうとすると、いた!
白鳥を下から撮っている、あれは男か女か。前者ならこのご時世ちょっとやばい…と思いつつ白鳥を近くで見たい欲求がまさって降りていく。
「おじゃまします」と声をかけて、顔を見ても一瞬どちらか分からないくらいボーイッシュなカメラ女子でした(ほっ)
間近で見られる感動を共有すると、すぐに打ち解けて言葉を交わす。
私が座ると白鳥たちがいっぱい寄ってきた。どうやら餌をくれると思ったらしい。
彼女の話では、パンを与える人が来たときに、白鳥たちは興奮して、蛇のように鳴いたそうだ。
「へび?」
「シャーって」
(蛇って鳴く……の?)
おねだりするように立って近づいてくる。「ごめんね、なんにもないんだよね」
まだ子供の白鳥がいた。君も大人たちに混ざって長い距離を飛んで行くんだね
君たちが飛んでいったら、春がやってくるんだ。
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