グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

今月の演奏2017.1

2017-01-17 09:19:25 | 音楽活動

文学館での月例BGM演奏は今年も続行します。今月は琴奏者の友人にお願いして新春らしい内容に。

1.日本古謡・吉田雅夫編曲/さくら変奏曲(フルートのみ)
2.長澤勝俊/まゆだまのうた
3.中田章/早春賦
4.宮城道雄/春の海
アンコール
菅原進/白いブランコ

以上約30分。

 穏やかな天候のおかげもあって、来場者は40名近く。2曲め以降は琴奏者をリスペクトし私も着席して演奏。

2ヶ月ぶりなので、極度の緊張が蘇るかと思いきや、それほどでもなく、それは取りも直さず、普段通りの落ち着いた演奏に繋がることなので、良い方向に向いていると思う。やはり「慣れ」かも。日常化してしまえば上がらなくなるのではと思い、月に一度に設定した目論見は当たったと言える。ただプロでは無いので本番までのプロセスが大変…だけど折角のチャンス、自身の変化をも含めて楽しめたらいいなと思う。

年の始の第一曲目に、敬愛する吉田雅夫氏編曲の曲が演奏出来たのは幸せなこと。この曲を選んだのは理由があって、じつは最後の「春の海」に繋がる。氏はヨーロッパへ航る直前に宮城道雄氏の弾くお琴と共にこの曲を演奏している。その際に宮城氏から「琴とフルートがこんなに合うとは思わなかった、帰国されたときには曲を作りましょう」と言われたけれども、帰国したときには宮城氏は既に亡くなられていたとのこと。

「まゆだまのうた」は尺八とお琴用に作曲された曲で、フルート用に書き直された譜面がたまたま手元にあり、時節柄もぴったりなので、我々としては初めて取り組んだ曲、フルートのメロディラインはどこか北欧の香りがしたり、ダブルタンギングがあったり、また相手との掛け合いも面白い。演奏時間は約10分。

お琴は曲ごとに調弦し直さなければならない楽器で、今回使われていたのは13弦、時間が結構かかるので、いつもより長く話しをして繋げなければならなかった(汗) 珍しい組み合わせであり15年ぶりの共演ということもあって、いつもは用意しないアンコールも演奏。

画像は文学館のボランティアの方が特別に生けた花、この花を挟むようにして我々は椅子をセッティング。



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