グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

交響詩フィンランディア

2012-05-24 10:44:15 | 音楽活動

この曲を初めて聴いたのは20代前半、渡邉暁雄指揮日フィルの演奏でした。
丁度争議中で団員の思いが特別な演奏になったのかもしれないし、また自分自身も花園のような学生生活から社会に出た途端、戦後30年以上経つというのに、はびこる男尊女卑の憂き目に遭ったり、多分長い物に巻かれまいとして、どこか突っ張っていた部分もあったりで、この曲の持つ力強さと秘めたる情熱に波長が合ってしまった。
以来いつ聴いても何度聴いても、あの時の感動が蘇る。

それをまさか自分が演奏する立場になるなんて…幸せなことです。

中盤の緩やかで美しいメロディは「フィンランディア賛歌」として歌詞が付けられ、ロシアの圧政に屈しなかったフィンランドの第二の愛国歌になっています。
この合唱も素晴らしく、何度聴いても飽きません。
丁度良い機会なので、歌詞を調べてみました。

松村一登訳詞
おお、スオミ(フィンランドのこと)、見よ、お前の夜明けだ
お前を脅かす夜は遠くへ追い払われ
ヒバリが、輝く朝の歌を歌っている
まるで空自身が奏でているようだ
朝の光が夜の闇の力に打ち勝ち
お前の朝が明けたのだ、祖国よ

さあ立ち上がれ、スオミ、高々とあげよ
偉業の記憶の花束で飾られた自分の頭を
さあ立ち上がれ、スオミ、お前は世界に示した
他民族による支配をはねのけたことを
圧政に屈しなかったことを
お前の一日が始まるのだ、祖国よ


明後日、夜6時半から室蘭市民会館で演奏します。
前売り券は500円、当日券は倍!
今回はトランペットコンチェルトが入り、全体的には馴染みのある賑やかな曲が多いので、クラシックにあまり興味のない方でも楽しめそうです。

日フィルが演奏したのも旧室蘭市民会館でした。


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