目覚まし時計をセットして張り切って観た女子フィギュアスケートSPでは、真央ちゃんの予想外の致命的な失敗。
こうなったらフリーではいつも通りの力が出せて清々しく終われることを願ったけれど、観る勇気はなく、結果を知った上で録画を観ることに。
思いもよらぬどん底に落ちて、駆け巡っただろう色々な思いを背負って健気に登場。
絶対またチャレンジすると思ったトリプルアクセルは成功し、難度の高い演技が彼女らしいしなやかな美しさの中で続いていく。
登場した時から涙涙の4分間。
「何があっても先生が助けにいく」と言ったコーチの心境にも夕刊を読みながらこれまた涙。
引き合いに出すのは凄くおこがましいけれど、曲がりなりにも演奏を通して練習と本番の経験をしている身としては、他人事とは思えない。
あれだけ練習したから大丈夫と思っても、あれだけ練習したのにという結果になることが確かにあって、異常に緊張して硬くなったり集中力が欠けてしまったり、かと思えば、不思議といつも以上に力が出せたりと、マインドをコントロール出来ないもどかしさ…生身の人間だもの。
ならばと、同じ失敗でも積極的に挑んだ結果の失敗の方が後悔がないと思ってやってきていたのに…いつの間にか守りの姿勢になっていた我を省みる。
ありがとう、真央ちゃん、やったね!
今日の一枚は、ずり落ちそうになった屋根の雪にできた長い氷柱。
向こうの青空が清々しい。