グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

ノーベル化学賞を受賞して 鈴木章氏

2012-02-17 21:30:11 | 鑑賞



第3回蘭岳セミナー
平成24年2月17日(金)14時~15時30分(開場13時)
室蘭工業大学体育館
入場料無料ただし事前申し込み順に学生400名、教職員100名、一般500名まで。

ノーベル化学賞を受賞して ー21世紀を担う研究と教育を目指してー
講師:鈴木章 北海道大学名誉教授(2010年ノーベル化学賞受賞)
主催:室蘭工業大学
共催:室蘭工業大学同窓会
後援:室蘭市、登別市、伊達市、白老町、北海道新聞社、室蘭民報社

メモは取らなかったので、心に残ったことを羅列します。

大学生の初期に出会った750ページなる英文の化学書を全部習得したくて33回(記録に残していた回数)以上読み返した。

好きな道に進みなさい。
親はそれをバックアップしてあげてほしい。

資源の無い日本は付加価値の高い研究・技術を外国へ売って生きるしかない。
その道を進んでいくために必要なのは
①自然(事象)を素直に受け止める ②注意力 ③独創力
それから、強い基礎力が無ければ駄目。

国は教育関係予算を削減せずに、明治政府が築いた教育理念を継続すべき。

鈴木カップリング反応が使われているものとしては、
高血圧の薬、農薬、液晶、発光ダイオード、etc.

ノーベル賞受賞連絡秘話そしてストックホルム滞在中のこと…


寒い体育館、時折白い息を見せながら淀みなく話されるご様子はとても81歳とは思えない。
講演後の質疑応答では定刻で打ち切ろうとする司会者を制して20分もオーバー。
人柄と体力に感心。

最後に記念植樹!
え?
外は真っ白、凍土ですから、体育館内で何とかという苗木の根元に土をかぶせただけ。

熱意と暖かさ、同郷の親しみをも感じた化学者のお話は、捉え方次第であらゆることに通じる…
行って良かった、面白かった

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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