散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



なんだかサプリメントみたいなタイトルですが
巣鴨のお話を少し。

あまりパワースポットというものは信用していないので
義妹が明治神宮で何時間も並んだという話をした時も
それってなに?と実に頼りない反応をしてしまったわたくし。

そもそもパワーとは?
運気が上がる場所のこと?

そんなわたくしが今回初めて感じた「パワー」がここにありました。
実家近くでここ1,2年お友達をご案内することが多くなった巣鴨。
オススメのコースその1は 鬼子母神で手造り市を見てから 
都営荒川線で庚申塚までコマを進めて 地蔵通り商店街を巣鴨駅に向かって歩く。
その2は 王子の飛鳥山を散策して 同じく荒川線に乗って庚申塚へ行く。

そうそう ちょっと脱線しますが以前ご紹介した王子の「さくら新道」
このあたりにちょっと画像があります)
1月に火災があって 古い木造の長屋はあっという間に全焼してしまいました。
王子の駅に降りると まだそのまま焼け跡が残っていて痛々しいです。

ソレハサテオイテ

今回父の葬儀の前に 数日間の空白がありました。
斎場に何度か面会に通うことになったのですが
自分の父ですし 別に何も感じずに会いに行っていたのですが
沢山のご遺体が安置されているそういうお部屋へ連日行っているうちに
なんだか体が重くなってくる。

この時初めて 死に向かう負のパワーというものの存在を感じました。
この表現 わたくしだけのもので適切ではないかもしれないので 
ご容赦頂きたいのですけれど、
三途の川を渡らんとしている人たちの思いとか(父のほかにも沢山いらしたので)
無事渡らせてあげたいというわたくしたちの想いとか 
でもまだ行かないで欲しい気持ちとか
そう言ったものが どんどん体の中でまぜこぜになってくるようでした。

そんな時に頭に浮かんだのが
巣鴨の持つ プラスのパワー。
これまで 巣鴨は楽しいところだけれど 別にパワースポットと言うほどじゃ…と
軽く思っていたのに 初めて巣鴨に行って元気になりたいと思いました。

折しも 葬儀の後に 買い物がいくつかあり巣鴨へ行くことになる。
告別式の終わったばかりなのに ここは賑やかで「生きよう」という人でいっぱい。
本家の原宿も賑わってはいるけれど そこにいるひとたちは
まだまだ「生きる」ことにはさほど貪欲でないような気がします。

決して死は忌み嫌うものではなく 威厳のあるものであり
(限りなく哀しいものではあるけれど)
だからこそ 生きるための力が必要なのかもしれない。

なんて 思いながら 
後日行った時に食べたのが 炭火焼干物食堂 越後屋 正元 のはらす定食。

こちら 炭火で焼かれた干物がとても美味しい。
巣鴨には美味しいもの屋さんが沢山ありますが こちらも要チェック。

そして 今日も一食一食美味しく食べられる事にも感謝したい。


コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )