ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

クチーナにし村

2010年07月18日 | 食べ物



ダーティービルやコンテンポラリーアートと、芸術気分に浸ったところで昼飯にと、イタリアンの「クチーナにし村」に寄った。今回で二度目だがお昼は初めて。パスタランチやキッシュランチ(どちらも千円)とお手頃な昼メニュが用意されている。パスタランチで「ツナと胡瓜のトマトスパゲティ」(ちょっと面白い組み合わせ)を頼む。前菜盛り合わせがつくが、ものたらないと思い何かもう一品追加しようと正面のメニューを見ると、「稚鮎のエスカベッシュ」など食指が動されるものがいくつか書かれている。因みにここは、ランチ以外の単品も頼める。早速それを追加しようと心の準備をする。何故準備かというと、ひょっとすると、盛り合わせの方にそれが出てくるかもしれないのだ。果たして予想は的中。一つはラタトゥイユでもう一つが稚鮎であった。そこで急遽変更して「豚のリエット」にする。すると今度は店のマダムが(と言うには初々しい)、この量になりますがとリエットが入ったココットを差し出す。確かに結構な量で、一人には多すぎる。半分にしましょうかと言うマダムの提案を受け入れ半分にする。あとで確認すると値段も半分だった。なんて良心的なんだ。

店の二人(夫婦)の感じもよく、しかも味は、素材の持ち味を生かした洗練されたもので、塩味は薄めだが、質の高いオリーブオイルの風味が全体をまとめどれもおいしい。ランチだけでは量が少ないなどというブログ評(例によって食べ物ブロガーの)が散見されるが、質を考えたら安いくらいである。そういう人は脂コッテリのラーメンでも食べて、このクーリーミーさがたまらないなどと書いていれば良い。ただ、パンに関しては、どうもイタリア風(ここのは手作り)は好みではない。ものたらないのだ。リエットなど、やはりバゲットにたっぷり塗って食べたいものである。

写真は全く関係ない、近くにあったレトロな無人の家。
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