このところの朝ドラは、ビルマの戦場が舞台となるという珍しい展開。戦闘場面で戦死する兵士まで映すというのも初めてのことだろう。実際はもっと悲惨だったはずだが(殆どの死因が飢えと病気)、よく朝ドラでやったものだ(好意的)。
そんな戦争つながりで映画「ミッドウェー」を見た。あまり話題にならなかったが、この映画タイトル通り日本にとっての戦況が一気に悪くなったミッドウェー海戦を描いている。特筆すべきは日本人の描き方。よくある残虐な日本人というステレオタイプではなく、むしろ好意的と感じるくらいの描き方である。空中戦も一方的にやられるわけでもなく互角の戦いだったり、アメリカの戦闘機ばかりが軍艦からの攻撃で無傷だったりということもなくかなり撃ち落されている。ショボい戦闘場面というのは一切なくその点では良くできた戦争映画だ。唯日本人、例えば山本五十六役の豊川悦司や浅野忠信の喋ってる日本語が聞き取り難く(変な日本語という意味ではない)、日本語なのに英語字幕を見てしまうという変な状況に陥ってしまった。