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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

BS パリで逢いましょう ②

2012年04月15日 | Weblog

 

第二回「パリで逢いましょう」(BS日テレ)は、バスティーユのある11区。「La caravane」というcafeを中心に現地の日常を紹介していたのだが、そのcafeの常連の一人にある芸術家がいた。パリのどこのcafeにもそういった人間(自称他称は問わない)はいそうに感じるが、そんな人間がいてこそのパリであるので、それも一つの欠かせない風景となっている。しかし今回の常連さんに関しては、その作品をすでに間接的に見ていたので個人的にはちょっとびっくりした。と言っても多くの人の目に触れているはずだから、ピンポイントなというわけではない。

エリック.ロメールの「グレースと公爵」(フランス革命時の話)という映画には、当時の街を再現したCGが使われている。但しそのCGというのは、今の主流の超リアルというものではなく、油絵をそのまま利用したような、どこか飛び出す絵本的な如何にも作り物というCGなのだ。そのリアルではないところが逆に映画を重層的なものにしていて魅力的なのだが、どうもその背景となる絵を作ったのがその常連さんのようなのだ。具体的に説明をしてなかったが、多分そういうことだと思う。フランス革命ではバスティーユは重要な場所でもあったし、思わぬところでバスティーユつながりを見た思いがした。こんなことでも小さな発見として嬉しいものである。

あとこの番組、ナレーターは中谷美紀(彼女の日本文化に対する理解はタレントの域を超えている)だが、やや低い声のナレーションで落ち着いた感じで良いと思う。

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