数年来の目標であった「ヒメヒカゲ」との出会いは、
結果的には結構な費用がかかってしまった。
というのは、一週間前のスピード違反で捕まったのは、
この「ヒメヒカゲ」を見るために行った場所から松本
に出るのに、普段と違うコースを取ったために起こっ
た不幸であったのだ。
つまり「ヒメヒカゲ」を見にさえ行かなければ起こら
なかったことなのだ。
そのお値段は、「12000円」也。
しかし、こういうことは日常いつでもあることで、あ
の時間に通らなければとか、あの店に寄らなければと
か、そんなものの延長線にあるわけで、全ては「そん
なもの」の積み重ねだ。
つまり、それが人生「C’est la vie」。
と、納得(願望90%)。
その夜は「アジアカップ」のサウジ戦があった。
しかし、TV朝日だったので結局見ず。
結果は負けで、手のひらを返したようなオシム批判が
案の定マスコミに散見され、やれアジアでも通用しな
いなどと好き勝手に言われている。
どうやら常に勝たないと駄目なようで、アジアで日本
はブラジルでなくてはならないようだ。
今回見てて思ったのは、精神的なピークは「オースト
ラリア」戦だったのではないかと。
「サウジ」戦は、体力的に弱っているところにもって
きて、それを補う精神力(集中力)はもうないといっ
た状態だった(ように見えた)。
当然、まだまだひ弱ということなのだが、こういう試
合の敗因をしっかり分析して、そこを改善していくと
いう作業を地道にやるということだけだろう。
一気にブラジルにはなれないのだから。
次の日、ふと「プロコルハルム」という名前が浮かん
だ。
どういう経緯があったとかではなく、本当に突然なの
だが、あれは「プロコロハルム」なのか「プロコルハル
ム」なのかどっちだったっけ、しかし変な名前だけど
意味があるのか、はたまた代表曲は「青い影」だった
よな、と色々考えていた。
すると、それから一時間後くらいにFMから「青い影」
が流れるではないか。
この偶然は偶然とは思えない。
ここまで来ると必然である。
そうやって、また一つの物語が始まるのである。
「C’est la vie」。