ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

お皿の話

2008-11-22 | 日記・エッセイ・コラム
写真のこのお皿ですが、ずいぶんと古いものです。明治?大正?それとも昭和初期?いずれにしても半世紀以上は前のものに違いありません。これといって銘もなければ「○○焼」というのでもありません。言えることは「とても古いもの」です。

実家から親戚の家に渡ったものですが、今は私が所持しています。maritoがそこの家で一目見て気に入ってしまい、「これはいい!」とベタ褒めをして、結果、私が持ち帰ることになりました。そのときはmaritoは酔っていてお酒も入っていたので、私の家族は「なにを言い出すんだ?」「何がどう気に入ったんだ?」と不思議がっていました。というのも、実家は大変古く、古~い家に古~いモノがあるのは当然のことで、、、。

違う感覚を持った人が見るとそんなふうに見えるのかなぁと、ちょっとは思ったけど、、、でも、『その昔、ケーキを乗せるのに、中国の墨絵みたいな柄のお皿に乗せざるをえなかったことをお前は知るまい!』と、複雑な気分でした。

まあ、洋風の部屋に火鉢やら和風の灯りがあったりするのと同じように、今は私の家になじんでいます。ちなみに、なんと電子レンジに入れてもびくともしません!


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