せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

熊野桜満開と近況

2024年04月06日 | 広島ペット霊苑 創業記

今年も名物の熊野桜が満開になりました。

 

相変わらず桜の綺麗さは圧巻ですが、タイミング的に来週末が春の大法要なので、少し早かった・・・かなと。

 

最近SNS全盛で、私達もついついフェイスブックやInstagramへ写真と短いコメントをあげることが多くなってしまっていますが、思いのたけを発信できるのはブログだと思いますので、近況を報告しておきます。少し長文になりますが、しばしお付き合いください。

 

私達は現在創業の地の熊野霊園の他、己斐大迫ペット霊園、南区セレモニーホールの火葬3拠点と、霊園のみの佐伯区エンジェルサウスガーデンの4拠点で営業しています。

 

会社の当初のスローガン通り、『ペットじゃないんだ。家族なんだ。だから最後までちゃんとしてあげて欲しい。』という理念のもと、キチンとお別れの出来るお別れ施設を完備した固定式の火葬炉で運営しています。(南区のみ、昨年あるご縁があり、移動火葬車を導入しましたが、別の場所に固定して稼働中です。)

 

そんな私達は、数多くのリピーター様や動物病院様をはじめとする関係先様からのご紹介、利用者様の口コミなどからご依頼を頂いているのですが、近年、HPやLINEなどに代表されるSNSがらみの紹介が、増加の一途を辿っています。

 

それも以前の様に素敵なHPを作って想いを載せているだけでは集客出来ないので、数パターンのHPを動かしたり、Googleに代表される検索サイトで上位に表示されるよう、広告費を支払って集客をするようになりました。

 

またコロナ以降、国や県からの補助金で火葬車を購入された企業や個人の方々が相当数がペット葬祭市場に入ってきており、全国津々浦々まさに群雄割拠の有様です。

 

その背景には創業当時には存在しなかった、検索サイトの広告を利用して、下請けの移動火葬業者さんへ仕事を回す、不動産の仲介業のような紹介業者という業態の存在も大きく影響してると思っています。

 

思えば創業当時に主流だった、タウンページに大きな広告を出したところに仕事が集まる。というような縮図が現在出来上がってしまっており、資金力のある紹介業社が検索サイトの上位を占め、それによりコロナでの外出禁止やインフレなどの要素もあってか、主な下請けである移動火葬車が広島市場で一気に頭角を現しました。

 

実際私達も10数年前に南区のセレモニーホールに火葬炉が置けないので、地元の古参移動火葬車さん達と業務提携して火葬だけをお願いしていた時期があるのですが、己斐大迫が出来たり、当時移動火葬車に限界を感じたので、撤退した経緯があります。

 

しかい近年は問い合わせのお電話でも『火葬車で来てくれるのか?行くには時間がない。』と言われることが多くなり、間違いなく移動火葬車の市場ニーズがupしていることは肌で感ます。

 

市場は変化するもの。多様化の時代に変化の速度はジャンボジェットどころか、超音速機の速度になってきています。

 

私達が付き合いのある、お寺さんでは檀家離れがすすみ、廃寺が増えたことや、人間の葬儀屋さんの大規模葬儀会館の利用が減り、小さな家族葬が増えたこと、人間の墓石屋さんが、墓じまいの仕事ばかりで新規に建立する方が減ったこと等これだけ取ってみても昔の当たり前がドンドン形を変えていっています。

 

そんな大きなうねりの中で何をし、どこに行くのか?

 

『全てのペットにご供養を!』と血気盛んに走り出した37年前とは違う市場に、戸惑いを覚えながら、そんなことを日々考える毎日が続きますが、一つだけ言えることは『移動火葬車さんに出来ないことを考えしょう。』ということです。

 

50年、100年と続けていくのが私達の使命、それがお客様に伝わる仕事をこれからも模索し続けます。

 

お付き合いありがとうございました。

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