せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

カラス

2007年06月28日 | 広島ペット霊苑 創業記

不吉の象徴、ゴミ箱を荒らす。と毛嫌いされているカラスですが、最近、そんなカラスのご依頼が続きました。



どちらも心ある愛好家の方からのご依頼で「せめて火葬だけはしてやってほしい・・・」と言われてお迎えに行かせていただきました。



その方々が口をそろえて言われたのが、「カラスだって好きでこんな姿に生まれたわけじゃない。なのに皆に毛嫌いされて可愛そう」ということで、自分の人間の小ささを思い知らされました。



又、世の中こんな人ばかりになると、世界が平和になること請け合いです。



この気持ち見習います。
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霊苑の猫達3

2007年06月27日 | 広島ペット霊苑 創業記
最近のジメジメで、霊苑の猫たちも心なしか「何とかしてよ~」と言っているように見えます。気候ばかりは私の手ではどうにもならないことを心で詫びてはいますが、雨の降らない梅雨も嫌なものですね。



そんな猫達ですが、最近 昼間は、おのおのの避暑地(本当に何処かに存在するらしいです。汗)で過ごすのか、あまり姿を見せませんが、夕方になると決まってお参りの方の車なんて何のそので道路でゴロゴロ、ごろごろし始めます。

その姿は、まるで色とりどりの巨大芋虫!



きっとアスファルトが冷えて、毛皮をまとった体には気持ちいいのだと思いますが、霊苑の梅雨時期の風物詩、皆様も覗きにお越しください。


但し、車を怖がりませんので、あしからずご了承くださいね。(笑)


追伸

広島ペット霊苑ホームページの人気コーナー「タヌキのよもやま話」がブログで帰ってきました。猫達の視線で捕らえた霊苑の動きやスタッフのことなど定期的に更新して参りますので是非ご覧ください。

アドレスはhttp://blog.goo.ne.jp/petkumano です。
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ひとり

2007年06月24日 | 広島ペット霊苑 創業記
先日、遠方の獣医さんのご紹介でお客様対応をさせていただきました。

その方は奥様に先立たれ、思い出が一杯詰まった家に、共に可愛がられていたマルチーズと二人暮らしをされていた高齢の男性でした。



お迎えに行くなり玄関前には、そのワンコが道路に飛び出ないようにフェンスを作られ、庭で自由にワンコが遊んで帰って来れるように、ワンコ用の段差まで玄関に作っておられる熱の入れようで、眠っているその姿も今での置きだすのではないかと見まがう程、手入れをされていました。



「とても綺麗にされていますね。」とお聞きすると、照れた顔で「こいつと寝起きを共にしてたんで・・・」と泣き笑いされるお顔を拝見し、星になった天使への思いは痛いほどわかりました。



「これからは一人。寂しくなる・・・」と消え入るような声で言わましたので、「思いでは永遠です」とお話すると、何か吹っ切れたように真の笑顔で「そうじゃの~」と笑ってくださいました。



この方は、奥様とこの子の思い出と共に、これからも頑張っていかれるに違いありません。

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語る

2007年06月20日 | 広島ペット霊苑 創業記

先日、現霊苑のスタッフ全員で食事をしながら色々語り合いました。



どうしたらお客様にご満足いただけるのか?どうしたらペット達に安らかに眠ってもらえるのか?どうしたらお客様の心を癒して差し上げられるのか?などなど。



色々な角度から様々な意見が出て来ました。



こんなのどう?それいいね。明日からできるかも・・・・。とは、なかなか行きませんでしたが、忌憚のない意見を言い合えることや、一人一人が「どうしたら」と考えられることが大切ではないかと思います。



現状に満足せず、ひとつ上のサービスを全員が協力して常に目指す。



こんな姿勢を大切にしていきたいと思います。

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霊苑のおかあさん

2007年06月17日 | 広島ペット霊苑 創業記
うちの霊苑には、今年で勤続13年目になる女性管理スタッフがいます。

今でこそ一度体を壊したので、毎日は出社していませんが、元気な時は麦藁帽をかぶり、草刈機を肩にかけて男顔負けの仕事をしてくれていたものです。



勿論長く熊野にいますから、お参りに来られた方の顔見知りも多く、今では管理スタッフが1番お客様のことを把握していると言っても過言ではありません。



そんな彼女から先日こんな話を聞きました。



いつもの様に管理の仕事をしていると、何処かでお見かけしたようなお客様が頭を下げてくださったそうです。そのお客様は満面の笑みをたたえられ、「おかあさん 元気だったん?」と声をかけて下ったそうなのです。



そのお客様は、もう10数年前にうちの霊苑をご利用いただいた方で、火葬当日に彼女が色々な話を一生懸命聞いたことに感動されて、スタッフのことを何でも話を聞いてくれるおかあさんの様に思われたそうなのです。



この日もその当時の話をされて最後に「あなたは皆のお母さんなんだから、無理せずに元気で何時までも頑張ってもらわなきゃ困ります」と応援していただいたそうです。



こんなことを励みに彼女は暑い日も寒い日も頑張っています。

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霊苑の猫達2

2007年06月13日 | 広島ペット霊苑 創業記
先日ブログで、霊苑に可哀想な猫達が増えないことを祈ると書いたばかりですが、悲しい事にまた、捨て猫がありました。

見たところ、何処かで可愛がられていた様子で人を見るなりニャ~ニャ~と鳴いて寄ってきます。



きっと心無い飼主が「きっとここなら大切にしてくれるだろう・・・・」そんな気持ちで捨てていったのでしょうが、我々が出来る事にも限度があります。



それは、ご飯をあげること。傷ついたり、病気をしたら治療をしてやること。避妊、去勢をしてやること。ただ、それだけです。



現に、新入りを見つけた元々いた猫たちに毎日追いかけられ、日々たった一匹だけでこの子は過ごしています。

中には、どうしても馴染めずに何処かに行ってしまう子も居ない訳ではありません。



そんな現実があることを知って欲しくて厳しい話を書かせていただきました。

繰り返しお願いです。命を物のように捨てないでください。

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初めてのペットとの別れ

2007年06月07日 | 広島ペット霊苑 創業記
私とペットの出会いは、動物好きの両親の影響で、多分物心つく前からではないかと思います。実際話しに聞いてみると、その当時まだまだ珍しかった小型犬がいたという話は聞きましたが、実際のところ覚えていません。

そんな私が始めて飼主と名乗れるペットとの出会いはセキセイインコでした。

まだ雛の時から育てて言葉はしゃべれませんでしたが、勉強する間も惜しんで一緒に遊んでました。しかし幾ら可愛がっても別れはやってきます。遠い記憶の中の話ですが、雨が降るものすごく暗い夜にその子は星になりました。



さっきまで元気に遊んでいた子が、気付いたら動かなくなって、どんどん硬くなっていく姿は子供心に物凄く恐ろしいものでした。勿論、号泣しました。泣いて一生懸命手で暖めても戻らない体温の印象は、今でも鮮明に手の感触として残っています。



次の朝、母親の勧めでかまぼこ板に名前を書いてお墓を建ててやりました。



この時は、自分の将来の姿は想像もつきませんでしたが、これが自分の記憶に残る最初のペットとの別れです。



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霊苑の女性たち

2007年06月03日 | 広島ペット霊苑 創業記
この度、熊野の霊苑に専属の女性スタッフが入りました。

もともと南区の本社から熊野へスタッフを毎日向かわせていたのですが、様々な思いもあっての新たな試みを持った配置です。



その試みとは?



まず、全国ペット葬祭業協会に加盟して思ったことなのですが、お客様の大半以上が女性であるにも関わらず、そこで働いているスタッフの大半が男性であることです。

かく言う我社も、ここ数年は男性スタッフ中心に営業してまいりましたが、やはり男は男。環境整備も気遣いも女性ほどには出来ません。(しかし気持ちは確実に持ってます)

綺麗な花を植えても、水をやるのがおろそかになる。霊園の猫達の面倒を見てはいるけど、細かな体調の変化に気付かない。などなど一昔前から比べると格段に意識の進歩はしたのですが、私が目指す所よりもまだまだな部分も多かったのが現実です。



そんな状況を女性の感性でもう一度、全てにおいて再点検を行いたいと思ったからなのです。



実際、女性を配置して一ヶ月程度ですが、様々な報告、要望があがって来ています。

環境、サービス、制服に至るまで。

ものすごく小さなことかもわかりませんが、これからも、ご縁をいただく皆様に最高のお別れのお手伝いが出来るよう、私たちは様々な視点で変化し続け、出来ることからコツコツ頑張ります。

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