11年前の今日、一緒に仕事をしていた父が、突然亡くなりました。
今でもその日のことは、鮮明に覚えています。
まさか突然の別れが来るなどと思ってもいませんでしたから、実は悲しさよりも、これからの先行きに不安を覚え、涙は出ませんでした。
あれから11年、色々な整理はとても大変でしたが、今思えば、父の突然の死があったからこそ、今がある様に思えます。
いつも生意気なことは言うけれど、どこかで父を頼っている自分からの決別が出来たことに今は感謝しかありません。
最後になりますが、親孝行は親がいるときでないとできません。
もう少し優しい言葉をかけとけば良かったとか、どこかに行かせてあげれば良かった。と思っても、居なくなってからでは何もできないので、育ててくれた感謝をどんな形でもいいので、できるときに示してあげてほしいと思います。
今日は時間を作ってお墓詣りに行ってきます。
訳あって長く離れて暮らし会話をすることもありませんでした。
周りの気持を想い、会うこともしませんでしたが、
きっと父は私に会いたかったのだろうなと後悔をしました。
幼いころ、お箸の持ち方を教えてくれた父。
父に似た長い指先を見つめながら・・・
それでも確かに自分の中には父の血が流れていると
一生懸命に日々いきることが親孝行と思いつつ
読ませていただきました。