↑①日①クリックご協力していただけたらとても嬉しいです。
せっさです。
久々に、最近出会ったご家族の話・・・
「ペットが死んだら、喜ぶのは葬儀屋だけじゃぁ」
こう言われました。
この言葉って、亡くなってしまったことへの、
やり場の無い想い・悲しみが詰まっている言葉なんだなぁ~と思っています。
(突然言われたので、初めはショックだったのですが )
この方は、努めて明るく振舞ってらっしゃいました。
家で生まれた仔で、半年頑張ってくださったそうです。
「何で死んでしもぅたんや」
「もっと生きとってもよかったんで」
体をなでて差し上げながら、優しくそう言っていました。
私に対しては、
「悲しそうな顔をして、心では喜んどんじゃろ」
「今、金額を計算しとるじゃろ」
って言われちゃったんですけどね
・・・言葉足らずな私は、困った顔をしてしまってたのでしょう。
その方が笑って言いました。
「ごめんな、悪気はないんよ。 この仕事でお金をもらうって、複雑な心境じゃろ」
「本当は悲しくて仕方ないけど、明るく振舞うようにしたんよ」
きっと、こういう事を言わないとやり切れないんでしょう・・・。
逆に飼い主様にフォローしてもらった感じがあって、恐縮でした。
帰り際に、
「宜しく頼むよ!」
と、何度も言われました。
翌日、お骨のお迎えにこられたときも、
「宜しく頼むよ!」
本当はすごく思いやりのある方なんだな~と感じました。
・・・それにしても、
「ペットが死んだら、喜ぶのは葬儀屋だけ」
「死」によって生活している私。
改めてお金と心のバランスについて考えさせられました。
でも、この場で言います。
違うんですよーーーー
確かに、ご依頼がないと私は生活できなくなります。
でも、亡くなって喜ぶのではなく、
『いい形でお別れして頂けた』ことが、私自身の励みになるのです。
・・・などという私の想いは、ご葬儀中の飼い主さんに伝わらなくても良いんです。
だから、ここにこられた方にだけ・・・。
長くなってしまいましたでしょうか~。
それでは・・・