マイリビングダイアりぃ

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「中尊寺金色堂」の金!!(平泉 よみがえる黄金都市より)

2021-07-01 | カルチャー 見聞
2011年に世界遺産に登録された「平泉ー仏国土(浄土)・・・」丁度その年に放送されたらしいのですが、再放送されていたので録ってあったのですが、先日ながら視聴してたのですが、今日じっくり見だしたら、前半の「中尊寺金色堂」に初めてカメラが入った・・という映像に魅了され、巻き戻ししながら説明を聴き・・をくりかえしてまして・・
ご覧になられた方も多いと思いますが、ご紹介したくて画面撮ったのでUPしますね。
前半の部分になりますが主に「金箔」関連のお話です。
  
  
藤原氏の栄華が海外交易等で繁栄をもたらせたということと、あまり「映像化」されてないこともあって、「源頼朝」に滅ぼされるまでのことは「義経」が匿ってもらった・・という話でしか知らなくて、「中尊寺金色堂」にも旅行出来ないまま年を取ってしまってて、今回できて良かったです。
  「須弥壇」は5.5㎡のお堂に、三壇あって、中央に「金色堂」を建てた「藤原清衡」左に「基衡」右に「秀衡」の棺が安置されてるそうです。
「天蓋」にも勿論「金」は惜しみなく・・・
  装飾にも惜しみなく「金」が使われてます。黄金の床に装飾が照り映えています。
 軒は勿論扉、縁側に至るまで「黄金」です。 修復時に残されてた「金」の純度を当時、調べられたのですが、純度は、普通よくて94位と言われていましたが、此方の「金」は97・14という結果で、研究者さん達も驚かれてました。
 千分の一ミリの「金箔」を和紙にはさむ作業を経て(これも手作業で大変です)、機械で1万分の一ミリまで伸ばす作業は丸1日がかりで、昔は職人さん二人で交互に打つ作業(金箔打ち)だったそうで、「気が遠くなってました・・」とおっしゃってました。人力では機械の10倍の2週間ほどかかるそうです。
「一日かけても2ミリ伸びたかどうか・・・」っておっしゃってました。
 普通は金箔は四角にカットされて貼られていくのですが、「金色堂」では切らずに重ねて貼られています。その技法で重なった部分が趣を醸し出しています
 高さ26センチ幅30センチの須弥壇の「孔雀」の装飾は「銅板」をたたいて「金」をほどこしたもので、「尾羽」は3㎝程の細工で細い線が浮き彫り、番組では言われてなかったのですが「真ん中はハート形」になってません?
  胴羽の大きは8ミリだそうで、その羽に20本の線(0・3ミリ)だそうです。平安時代の職人さんの技に感嘆です
これを再現された滋賀県の職人さんがおられて・・
  
  
  
  
  900年の時を経て甦りました。
  「孔雀の装飾」の背景には「牡丹」の花と蝶が舞う姿を施されています。此処は「銀板」を打ち出して「金」を施されて1ミリに満たない無数の小さな点を施して背景に陰影を与えられてます。
凄い「富と労力」を費やした「金色堂」まだまだ驚くべきことがありました。
続きは次回に・・・
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