マイリビングダイアりぃ

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♪ぼくたちの失敗(うたの旅人より)

2010-05-26 | カルチャー 見聞

今日も一日空気温も低めで少し肌寒い一日でした。


さて、今回は久々に土曜be「うたの旅人」からのです。


 「朝日新聞土曜beより」


写真の場所は新潟県柏崎市のJR信越線の鈍行列車が日に12本しか泊まらない「青海川(おうみがわ)駅」下りホームです。この駅は「日本で一番海に近い駅」と名乗りを上げているいくつかの駅の一つですが、記事には「海岸線との近さでは横浜の(海芝浦駅)が断トツだが、旅情をそそられる度合いを芸術点として加えると群を抜いている」とありました。(同感です


そして、この駅は、ドラマ「高校教師」で、救いのない逃避行へ旅立った「背徳と、禁断の愛の物語」の「二人」が終幕間際、晩冬のこのホームから列車に乗り込むという場面に登場した駅なのです。


印象的な終盤で覚えておられる方も多いと思いますが、乗り込んだ二人は車内で身を寄せ、もたれあうように座り、互いの小指を赤い糸で結びつけてるんですが、まどろんでいるのか、永遠の安堵へ近づこうと情死してしまったのかは判然としません。


このラストシーンにも重ねられて流れてくる主題歌が、人の弱さをいとおしむように歌われる「森田童子(もりたどうじ 偽名で、未だに本名は明かされていません)」さんの「ぼくたちの失敗」なのです。


 春のこもれ陽の中で~君のやさ~しさに~


 うもれていたぼくは~弱虫だったんだよね~


当時はドラマにものめりこんでましたが、主題歌となって17年ぶりにCDで再発売されたというこの曲がとても印象的で、大好きな曲となり、今も愛唱歌なんですが、83年に活動中止された童子さんはこの曲がヒットしても再び歌おうとはされなかったそうです。


当時も「森田童子」さんてどんな方だろうと興味はあったんですが、めったにTVに出られない方で、今回のbe紙面に載ったレコードジャケットで初めて見た次第です。でも、その姿と、どちらかというと「暗~~い叙情フォーク」といわれてた、あっけなく壊れていきそうなバランスでできあがっている音楽や、声においても、似ても似つかないかんじでして・・・「小柄な色白の病弱的な美少女がギターを弾きながら歌ってる」というのを想像していたものですから。(童子さん失礼


因みにドラマを追体験しようと未だに「青海川駅」ホームに降り立つファンもいるそうです。駅舎には「青海川駅日記」という誰でも書き込めるノートが置いてあるそうです。あのTVドラマの物語を追憶する手掛かりとされているようです。


そして、「青海川駅」から20分のところに、カップルが二人の名前を書いた札を手すりに錠前でくくりつけると恋愛が成就するといわれてる「恋人岬」と名付けられた「鴎が鼻」は、休日になるとカップルがひきも切らず訪れるそうですよ。


 


 


 


 

コメント (4)
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