映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
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昭和10年頃、山中貞雄、稲垣浩ら若き監督、脚本家が京都の鳴滝に下宿。梶原金八という名で共同脚本も。彼らの映画魂に惚れ込み、鳴滝組の見習い小僧を自称する不肖者。 |
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No1256『三里塚に生きる』~懸命に生きてきた人々の人生の重み~
2015-03-08 / 映画
ここには本当に大切なものが映っている気がする。
40年も前。
空港さえ来なければ、
親から受け継いだり、自ら開墾した農地で
地道に農業をして、
平凡に暮らすことができたはずの人々。
普通のおじさん、おばちゃん、若者たちが、
農地を守るために、国を相手に戦わなければならなくなった。。。
22歳で自ら命を断った青年の遺書が心に残る。
ばあちゃんの顔のしわ一本一本に、苦労をみる。
とてもいい顔。
黙々と大地を耕し、キャベツを収穫し、洗い、
芋を掘る。
熟練した手の動きに見入る。
後ろを、轟音をたてて飛行機が飛んでいく。
普段と全く違う文脈で見える。
日本という国の、忘れてはならない負の記憶。
淡々と、当時のことを語る、その人達の語りが心を撃つ。
懸命に生きてきた一人ひとりの人生の重み。
言葉にされない、抱えている思いの深さ。
大変な修羅場を幾つも乗り越えてきた苦労。
空港建設という名のもと、
きちんと説明責任も果たさぬまま、
強制執行を連発し大切な農地を奪った国家。
故大津幸四郎監督の帽子の上にのった、
かまきりの色あざやかな緑色に涙。
今観られるべき一本だと思います。。。
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