映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
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昭和10年頃、山中貞雄、稲垣浩ら若き監督、脚本家が京都の鳴滝に下宿。梶原金八という名で共同脚本も。彼らの映画魂に惚れ込み、鳴滝組の見習い小僧を自称する不肖者。 |
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No354「接吻」~深く刻み込まれた、圧巻のラスト~
2008-06-12 / 映画
一家三人を強盗殺人した死刑囚に、
家族や同僚、社会から疎外された自分と同じ親近感を覚える主人公、京子。
獄中結婚へ。
ラスト数分の展開には、ただもう圧倒され、
小池栄子が演じる、京子の放つ狂気と、思い余った行為に、
「凄い」という以外の言葉が出てこなかった。
いつしか京子のことが心配になり、
目を醒まさせようとする、死刑囚の国選弁護士長谷川。
冷静なはずの長谷川が、いつしか京子に必死になっている。
この弁護士を演じる仲村トオルもすごい。
最後の京子の行為は、次への布石だ。
世間に立ち向かうために、彼女が選び取った相手、
長谷川が彼女に駆け寄り、追いかけ、叫ぶ。
この緊迫感。
そもそも、京子がどうしてそんな行動に走ったのか、
私には全く理解できない。
でも、どこかで共感する部分がある。
わかる、わからない、を越えて、
画面から迫ってくるものの正体を
見極めたい。
映画をみおわって、
ただ呆然としつつも、何度でも繰り返しこの映画を観たいと思う私がいた。
家族や同僚、社会から疎外された自分と同じ親近感を覚える主人公、京子。
獄中結婚へ。
ラスト数分の展開には、ただもう圧倒され、
小池栄子が演じる、京子の放つ狂気と、思い余った行為に、
「凄い」という以外の言葉が出てこなかった。
いつしか京子のことが心配になり、
目を醒まさせようとする、死刑囚の国選弁護士長谷川。
冷静なはずの長谷川が、いつしか京子に必死になっている。
この弁護士を演じる仲村トオルもすごい。
最後の京子の行為は、次への布石だ。
世間に立ち向かうために、彼女が選び取った相手、
長谷川が彼女に駆け寄り、追いかけ、叫ぶ。
この緊迫感。
そもそも、京子がどうしてそんな行動に走ったのか、
私には全く理解できない。
でも、どこかで共感する部分がある。
わかる、わからない、を越えて、
画面から迫ってくるものの正体を
見極めたい。
映画をみおわって、
ただ呆然としつつも、何度でも繰り返しこの映画を観たいと思う私がいた。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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この「凄さ」を伝えるには、どう書いたらいいのかと、ずっと考えているのですが・・