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No1370『第六感』『桜』~神戸・垂水で撮影された短編映画~

夫は半年前から浮気していた…。それを霊界から見ていた先祖が、妻にそっと告げ口する(第六感…)。おもしろいのは、霊界からのぞいているのも、現世とおなじ夫婦と愛人の3人であること。霊界かどうかも、はじめはよくわからない。でも、それでいいと思う。別世界から見ている感じさえ伝わればいい。チラシによれば、それぞれの守護霊とあるが、どうも先祖らしいというのは、途中のセリフでわかる。 . . . 本文を読む
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No1369『ムーンライト』~映画の響きに心を浸していたいような…~

「汚れっちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる」で始まる中原中也の詩の世界が、この映画にしっくりくるような気がした。 少年は、母親が麻薬常習者で、うつむいてばかりいる。いじめられ、必死で逃げて、隠れてるところを薬の売人のフアンと出会う。一言も口をきかない頑固な少年。  フアンが、とても優しく、少年には嘘がつけず、売人だと明かすところがいい。 フアンも小さい頃、母親が嫌いで、 . . . 本文を読む
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4月は異動の季節

4月になりました。 最近、週末は、映画も行かず、家でぼんやり過ごすことが多く、 今日も、出かけるつもりが、出そびれて、夕方まで 部屋の片づけをするでもなく本を読むわけでもなく、ぼっとしていました。 4月は異動の季節で、幸いにも、希望がかなって 異動も昇格もなく(笑)月曜には、今のポストのまま、新しい方々をお迎えする立場になりました。 異動して別の部署にいく上司が挨拶で、 異動というのは、チャレン . . . 本文を読む
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No1368『顔のないヒトラーたち』~誰もが罪悪感なく残虐な行為に加担し得るというファシズムの怖さ~

公開当時、すぐご紹介したかったのですが、なかなか書けなくて、今日がお誕生日を迎えた、法曹関係で働く若き友人に向けて、お祝いも込めて、紹介を書きます。 1963年にアウシュビッツ裁判を実現させた検事たちの苦闘を描いた作品(2014年)で、史実を基に、フィクションも加えた人間ドラマ。 1950年代、西ドイツ人の多くは、アウシュビッツで何が起きていたかをほとんど知らなかったそうです。 戦争の記憶を過去 . . . 本文を読む
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音楽の散歩道56あふれる音とビートの渦に包まれて~49days~

3月12日の日曜日、49days(四十九日)のライブ「ふれあいコンサート」に初めて行ってきました。 リーダーのMSことSOGAWAさん(ベースギター、ボーカル)のつくった「公民館ちらし」のような宣伝に、49daysの生伴奏で300円でカラオケできます、とあり、歌がさして上手くも、自信もないのですが、つい、軽い気持ちで挑戦してきました。 49daysは、TK WAVEで知ったユニットさんで、MSさ . . . 本文を読む
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No1367『SING/シング』~動物たちの個性豊かな歌声とドラマに涙~

予想外に、ほんと何度も泣いてしまった。 倒産寸前の劇場で、再起をかけて、歌のコンテストを開くという設定は、どこかで聞いたようで、なんとなく展開も予想されるのだけれど、正直、その上をいく感じで、度肝の抜かれる展開だった。  歌い手がそれぞれに問題を抱えつつ、乗り越えていこうとするパワーが、歌にみなぎり、それぞれのドラマと歌が重なりあって、もう涙腺崩壊。 映画『ランボー』にあこ . . . 本文を読む
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No1366『わたしは、ダニエル・ブレイク』~平凡な気骨ある職人の生き様が心を打つ傑作~

今日から公開のイギリスの巨匠ケン・ローチ監督の最新作。これまでも社会派として、労働者に寄り添った名作を幾つもつくりあげてきた。本作も、ひとりの孤高な、誇り高い初老の職人の生き様を通じて、社会のありようについて問いかける。  ダニエル・ブレイクは、イギリスの北東部の都市ニューカッスルで妻に先立たれ、一人暮らしの腕の良い大工。60歳を前に心臓発作を起こし、医者から大工の仕事は危ないと止めら . . . 本文を読む
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No1365『工事中』~工事現場の詩人さん~

自然が、雪をとおして、バルセロナにささやきかけている…。古いアパートを壊して、再開発する工事現場でレンガ積みをして働く、こんなステキな言葉をさらっと口にするモロッコ人の職人と、少し小難しい親方ふうの職人のおじさんとのやりとりがとてもよくて、心あたたまった。 クリスマス前か、バルセロナも寒くて雪が降りだした時、モロッコ人がこんな言葉を口にした。雪はどんどん激しくなり、ぼたん雪となる。 . . . 本文を読む
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音楽散歩道55夕焼けが似合う人…猫衣林薙さん

書きたいと思いつつ、ずっとあたためていた原稿をこの機会に…。今年になって最初のライブは、随分前になりますが、1月31日(火)猫衣林薙さん主宰の「Cosmetic Anime Tour vol.19」(愛称、猫イベ)でした♪アニソン系シンガーソングライターの猫衣さんの歌声は、情感豊かで、とってもきれい。ソフトで美しい声にほんわかと包まれ、ビロードの絨毯の上を歩いているような気持ちになり . . . 本文を読む
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No1364『神戸クラシックコメディ映画祭2017』~笑いがあふれる~

おもしろい映画続きということで、ずいぶん前なのですが、今年最初に観たキートンの映画について、書きかけの原稿を完成。キートンといえば、イランのキアロスタミ監督が大きく影響を受けた映画監督としてキートンと小津安二郎の名前をあげていました。 1月8日(日曜日)冷たい雨に、思わずくじけそうでしたが、 キートン会いたさで、新長田の神戸映画資料館の クラコメこと、「神戸クラシックコメディ映画祭2017」へ。 . . . 本文を読む
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No1363戦前のアニメ映画(仏・米)~動画の黎明期:作者とアニメのキャラが喋り合うおもしろさ~

サイレント映画ピアニストとして、日本だけでなく、海外の映画祭でもご活躍の柳下美恵さん。東京に在住ですが、時々、関西に来て、すてきなピアノを聴かせてくださるので、足を延ばして、京都や神戸まで行きます。 2月25日(土)おもちゃ映画ミュージアムで「柳下美恵のピアノdeシネマin KYOTO」として、演奏されるとのことで、思い立って、足を運びました。 おもちゃ映画ミュージアム(公式サイト)は、開設し . . . 本文を読む
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No1362アッバス・キアロスタミ監督追悼特集終わる~人生というジグザグ道はどこまでも続く~

知らない人に親切にされたら、自分も親切にしようと思わない?キアロスタミ監督がスタッフにこんな感じのことを言っていた。『キアロスタミとの一週間』(1999年)という『風が吹くまま』を撮影中の現場に日本のスタッフが訪れ、撮影したドキュメンタリー映画。監督がどんなふうに映画をつくっていくのか、りんごが落っこちる仕掛けづくりや、演者の子どもの率直な一言がすべてを表現しているよねと感心したり、ロケハンで、雑 . . . 本文を読む
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No1361『クローズ・アップ』~劇的であること…~

失業中の映画好きの青年が、バスの中で、年配のご婦人に、有名なモフセン・マフマルバフ映画監督と間違われる。青年は、否定もせず、つい当の本人になりすまして、家を訪ねる。婦人の息子達も映画好きで、その家族をキャストに映画を撮る話になる。しかし、不審に思った父親が調べてみて、偽者とわかり、青年は逮捕され、裁判になる…。 実際にあった事件を、当の本人たちによる再現シーンとドキュメンタリーとし . . . 本文を読む
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No1360『ライク・サムワン・イン・ラブ』~ガラスに反射した虚と実の戯れ~

車の外から運転席をとらえたショット。車の移動につれ、フロントグラスに映りこんだ青空や白い雲がゆっくりと動いていく…陶然とするような美しさ…、車の中の運転席からフロントグラスをとらえたショットで、前方の景色がどんどん後ろに過ぎ去ってゆく、吸い込まれるようなドライブ感…夜の東京のネオンに照らされた明るい街を、タクシーのガラス越しにとらえた風景や、窓外の灯りが車 . . . 本文を読む
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No1359『5 five 〜小津安二郎に捧げる〜』『シーリーン』~キアロスタミ監督の映画の魔法orまやかし~

ライブに感化されて、古いキーボードを引っ張り出して、毎晩、せっせとブルグミュラーのアベ・マリアを片手ずつ指遣いから練習始めました。あっという間に時間が経ってしまいますが、両手が上手くはもれるようになると、とてもうれしく、歌うのと違って、楽器の方が、上達が早くて楽しいかもしれません。 久々の映画紹介です。シネ・ヌーヴォで、イランのアッバス・キアロスタミ監督の追悼特集が始まりました。今日観に行った『 . . . 本文を読む
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