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短歌や詩集や、言葉との新たな出会い~山積みの新聞から4~

〇「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」 「栃咲きぬ巴里は遠くて行く気なし」 「夕月やしっかりするとくたびれる」 「まず、諧謔。それからやさしみ。皮肉でもある。自己憐憫からはもっとも遠い。そしてまた一句の中に、ものすごく複雑な気分がある」 「フルーツポンチのチェリー可愛いや先ずよける」 「この先に泉があると言って帰る」 「チェリーの句、可愛いと思いながらその可愛さにいらいらしている。(略)美しい . . . 本文を読む
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No1398『ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』~言葉がなくてもこんなにおもろい羊たちの大冒険~

2015年夏公開当時、映画好きの知人がお薦めしていたけど、観そこねた。日曜日、新聞のテレビ欄を何気なく眺めていたら、オリンピックのすき間に発見!!!弟たちに録画するようメールして、甥っ子たちにも薦めた手前、まずは自分の眼で確認しなくては…と早々に鑑賞。(1時間26分とコンパクトです) おもしろかった!!! こんなに全くセリフがないとは思わなかった。 誰も言葉を発しない。 人間も羊も、ムニャムニャ . . . 本文を読む
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No1397『砂丘の敵』~捕虜をコックに認めるか~

 知人からお借している「リュミエール・シネマテーク」のビデオの最後の1本(5本目)。1941年、ヘンリー・ハサウェイ監督。(白黒映画です)原題は『Sundown』。日没という意味で、邦題とはまるで違う。 5本のうち、私には、一番、ピンとこなかった作品。 でも、ジーン・ティアニー演じるジアがとにかく美しい。男性諸氏なら、きっと彼女を観ているだけでいいかもしれない。 冒頭、小さな飛行機が東アフリカの . . . 本文を読む
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No1396『64ロクヨン』(前編/後編)~14年の歳月の重み~

和64年は、昭和天皇崩御により7日間しかなかった。その間に起きた少女誘拐殺人事件は、皇室報道のため、マスコミにも大きくとりあげられることもなく、ロクヨンと呼ばれ、未解決のまま、時効まであと1年を迎えた平成14年の物語。瀬々敬久監督、佐藤浩一主演の骨太なサスペンス。犠牲となった少女の父は昭和64年に置き去りにされたまま。三浦友和演じる捜査課長が「犯人を昭和に引きずり戻すんだ」と叫ぶ。14年間という長 . . . 本文を読む
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No1395『生きるべきか死ぬべきか』~反ナチを笑いでくるんだ傑作コメディ~

リュミエールのビデオシリーズの1本。エルンスト・ルビッチ監督の傑作コメディ。何度観てもおもしろい。1942年、戦争中に、堂々と反ナチスのコメディ映画をつくるなんて、アメリカはすごいと随分前に、貸してくれた方が言っておられた。タイトル「To Be or Not to Be?」は、「ハムレット」の名セリフ。この深刻なセリフを、劇中、一番の笑いのシーンに変えたところがさすが。冒頭、ワルシャワの街にヒトラ . . . 本文を読む
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初めての体験~入院の立ち合い~

随分前のことになるが、昨年の9月、母が入院して、生まれて初めて手術の立ち合いをした。 日曜日、実家のある愛知県の弟宅に泊まって、朝、弟に出勤がてら最寄りの駅まで送ってもらう。普段より早起きだったからやたら眠い。すぐ実家に向かってもいいが、早く着き過ぎて父が寝てても面倒。喫茶店で時間をつぶすよりは、電車の中で寝た方が安上がり。どの線に乗ろうか、通勤客が行き交う名古屋駅をうろうろ。車窓のきれいな中央 . . . 本文を読む
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No1394『何が彼女をそうさせたか』~柳下美恵さんのピアノ~

かなり前になりますが、書きかけのまま気になっていた映画について。2016年10月27日の晩、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんの演奏つきで、無声映画の上映がありました。仕事が終わってから、頑張って神戸芸術センターへ。こじんまりとした講義室に、とってもステキなグランドピアノと大きなスクリーン。The International Academic Forum (IAFOR)主催のイベントで、お客さ . . . 本文を読む
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No1393『第九交響楽』~音楽好きな男たちのシークエンスが妙味~

大晦日。派手なパーティ騒ぎから始まり、一転、雪の公園で、酔っ払いが、ベンチでじっと動かない男に話しかける。男は動かず、自殺していた。 冒頭と同じダンス音楽が流れ、街で騒ぎに浮かれる人々。 アパートの一室にいた男の妻ハンナのもとに、夫が自殺したと警察が告げにくる。 ハンナは、公金を流用した夫とともに、ドイツからアメリカに亡命してきた身。絶望して病床の身になり、食べ物も受け付けない。 医者が、ハン . . . 本文を読む
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No720-3『果てなき船路』~群像劇のおもしろさ~

観ても観ても、観たことを忘れる映画がある。本作もそう。 リュミエールのビデオで観た。原題は「The Long Voyage Home」1940年。 出だしから、いきなり暗い。 画面も暗ければ、バストショットで映し出される男も女も、ものゆげで、どこか遠くを見ている。 聞こえてくるのは、南国の踊りの歌。 男たちは、舟べりにもたれ、煙草を吸ったり、どよーんとした面持ち。南の島のふうの女たちは、やたら . . . 本文を読む
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No1392『奥様は魔女』1942年~テンポのよいスクリューボール・コメディの絶品~

尊敬する山田宏一さんという映画評論家が 「映画的な、あまりに映画的なマキノ雅弘の世界」という本の前書きに こんなふうに書いておられます。 「映画を映画的に、映画の言葉で語れぬものか」 マキノ雅弘監督の映画(特に次郎長三国志(1952~54年)シリーズ)を観たことがある方なら、 ユーモアにあふれた、軽妙な語り口、 余計な説明はなし、省略が効いたテンポよい展開、 情感をくすぐる美しい映像と、 思い出 . . . 本文を読む
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No1391『東京物語』~「まぁええほうじゃよ」~

相変らずの新聞の整理をしながら、大好きな映画『東京物語』についての記事が出てきたので、触発されて。。。私が高校生の頃から大好きな俳優さんは笠智衆さんだ。 テレビドラマ「ながらえば」(山田太一作)を観て、 「おまえといっしょにおりたい」と病床の老妻に言う姿に 涙をこらえきれなかった。 その笠さんが出ている映画『東京物語』(1953年)に、 最近、何かにつけ、頭の中でリフレインするセリフがある。 . . . 本文を読む
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文芸月評から影との対決まで~山積みの新聞から3~

抜き書きが好きです。子どもの頃からで、小説でも、気に入った一節は、汚い字で懸命にノートに書き写していました。「はみだしっ子」(三原順)まで書き写そうとして、漫画なのに文章が長くて挫折したり、、、 今、読売新聞をとっています。 何年も前、会社の昇任試験のために解説記事が充実していると思って購読を始めましたが、 政治については、かなり体制寄りでいまいちなものの、 二人だけ、いつも楽しみにしている執筆 . . . 本文を読む
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No1379-2『ブランカとギター弾き』~監督の取材新聞記事より~

本作の監督、長谷井宏紀監督(42歳)のインタビュー記事が、昨年10月31日の読売新聞の「顔」欄に載っていたので、抜粋して、ご紹介します。「フィリピンのスラム街を舞台に、孤児の少女が盲目のギター弾きから歌で人生を開くすべを教わり、行動を共にしながら心通わせていく物語。魅力的な出演者の多くは自ら現地を歩くなどして見つけた。『ありのままの顔のしわ、手のあかほど力強いものはない』と信じているからだ」監督は . . . 本文を読む
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「山椒大夫鵜」小説と映画のこと~山積みの新聞から2~

「光沢(つや)のある、長い安寿の髪が、鋭い鎌の一搔(ひとかき)にさっくり切れた。」 小説「山椒大夫」で、安寿が弟の厨子王と一緒に芝刈りを願い出て、 女のなりを捨てる場面。 新聞の日曜版の一面にこの一節が取り上げられていて、 一読した後も、この場面が気になって頭から離れない。 実家から何冊か持ち出した日本文学全集の中に、あったので、読んでみた。 映画『山椒太夫』(溝口健二監督1954年)は何度か観 . . . 本文を読む
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音楽の散歩道64~project-Pパンチョス氏、DJとして、小室さんの曲をたどる~

小室哲哉さんの引退会見が世間をにぎわしていますが、少し前に、TKWAVEのDJさんたちが小室さんの曲ばかりをかける新年会イベントがありました。project-PのパンチョスさんもDJ出演されていたので、ご報告します。今回、こじんまりとした会場で、アットホームな感じもあったということで、「普段よりかなり自己満足なプレイをしようかな」とパンチョスさん。会場からは、「え!?じゃあ普段は満足してないの!? . . . 本文を読む
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