映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No355「喜劇 団体列車」~渥美清と蝶々さんのかけあい~
2008-06-16 / 映画
未だ独身の駅員さんの渥美清と、
母親役のミヤコ蝶々さんとが、
ちゃぶ台で朝ご飯を食べている。
この二人が並んで、喋っているのを観るだけで
なんだか嬉しい気持ちになるのは、なぜだろう。
最後に残った1匹のめざしのとりあい。
蝶々さん、口も達者だが、箸も強い。
めざしは蝶々さんの茶碗に。
渥美清は歩が悪く、ぶつぶつ独り言で愚痴を言っている。
この掛け合いの絶妙なタイミング。
なんか、とても楽しい感じで、わくわくした。
渥美は、
助役試験を何度も落ち、次こそはと奮闘する、
国鉄ローカル線、四国の伊予和田駅の駅員。
早く息子に嫁をと画策する蝶々さん。
嫁候補の父に笠智衆さんが登場。
酔った勢いでとっくりからそのまま酒を飲んだり・・。
助役試験に9回落第、助役になれずに退職した元国鉄マン、
でも、乗客を助けたことは一度ならず、と
出世せずとも、仕事を真っ当してきた姿をたたえる。
寅さんが生まれる数年前1967年の作品。
渥美が、マドンナ役の佐久間良子に惚れ、夢見るシーンも楽しい。
夢の中で、橋から海に落っこちる。
溺れている姿を、そのまま布団の上で、派手に再現して
見せてくれる渥美の芸のおもしろさ。
まさに動きで笑わせてくれる役者さん。
最後には、今はもうなき瀬戸内海の連絡線が登場。
往復する船が互いにすれ違うとき、乗客が互いに手を振り合う。
遠すぎてきっと姿までは見えっこないと思いつつも、
大きな声を出して、手を振り合う心に、思わず胸が熱くなる。
渥美さんの楽しさで、最初から最後まで、笑いどおしの1本でした。
母親役のミヤコ蝶々さんとが、
ちゃぶ台で朝ご飯を食べている。
この二人が並んで、喋っているのを観るだけで
なんだか嬉しい気持ちになるのは、なぜだろう。
最後に残った1匹のめざしのとりあい。
蝶々さん、口も達者だが、箸も強い。
めざしは蝶々さんの茶碗に。
渥美清は歩が悪く、ぶつぶつ独り言で愚痴を言っている。
この掛け合いの絶妙なタイミング。
なんか、とても楽しい感じで、わくわくした。
渥美は、
助役試験を何度も落ち、次こそはと奮闘する、
国鉄ローカル線、四国の伊予和田駅の駅員。
早く息子に嫁をと画策する蝶々さん。
嫁候補の父に笠智衆さんが登場。
酔った勢いでとっくりからそのまま酒を飲んだり・・。
助役試験に9回落第、助役になれずに退職した元国鉄マン、
でも、乗客を助けたことは一度ならず、と
出世せずとも、仕事を真っ当してきた姿をたたえる。
寅さんが生まれる数年前1967年の作品。
渥美が、マドンナ役の佐久間良子に惚れ、夢見るシーンも楽しい。
夢の中で、橋から海に落っこちる。
溺れている姿を、そのまま布団の上で、派手に再現して
見せてくれる渥美の芸のおもしろさ。
まさに動きで笑わせてくれる役者さん。
最後には、今はもうなき瀬戸内海の連絡線が登場。
往復する船が互いにすれ違うとき、乗客が互いに手を振り合う。
遠すぎてきっと姿までは見えっこないと思いつつも、
大きな声を出して、手を振り合う心に、思わず胸が熱くなる。
渥美さんの楽しさで、最初から最後まで、笑いどおしの1本でした。
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