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池内紀「記憶の海辺」~旅心、山心、文学心をくすぐるエッセイ~

私が大切にしている本に「温泉百話」(ちくま文庫)がある。もう20年以上も前、毎年、年末にひとりで温泉旅に出ていた時に愛読していた本で、その編集者の一人が、池内紀さんだった。 新聞の書評で、池内さんが書かれた「記憶の海辺~一つの同時代史~」を見つけ、図書館で予約して、やっと順番が回ってきた。 前半は、とばし読み、最後になるにつれ、おもしろくなった。ギュンター・グラス(「ブリキの太鼓」の著者)や、 . . . 本文を読む
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