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京都映画祭「チャンバラ映画の真髄を探る」シンポジウム

チャンバラにも、2つある。 リアリティを追求したものと 様式美を追求したもの。 リアリティ派は、満身の力で刀を振り、立ち回り、切りかかる側も、痛さ覚悟。 様式美派は、踊るように、刀を振る。 歌舞伎出身で踊りに覚えのある市川歌右衛門、大川橋蔵は、様式美。 大河内伝次郎、片岡千恵蔵らは、リアリティ派。 様式美のみにこだわりすぎたとき、 ちゃんばらは、「見せるために斬る」つまらないものになる。 中島 . . . 本文を読む
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No22 京都映画祭「幕末剣史 長恨」伊藤大輔監督

1926年。サイレント。 現存するのは、全体の6分の1で、最終巻の13分のみ。 しかし、よくぞ、この最終巻だけでも残ってくれたと 感謝したい。 ここに展開するのは、 撮る側、撮られる側の、汗と努力の結晶のような映像。 主人公、大河内伝次郎が、 弟と恋人を逃がし その幸せを祈りつつ、 多勢に無勢の中で、 斬りあい、最期は死んでいく。 画面から、 主人公の思いが、情念がにじみでて 涙なしでは観ら . . . 本文を読む
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