日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

NEWS雑感 ~ 北朝鮮財政部長・爆笑問題田中の元妻

2010-03-19 | ニュース雑感
●北朝鮮財政部長がデノミ政策失敗で死刑?
韓国聯合ニュースが伝えたところによると、北朝鮮が朴南基(パク・ナムギ)労働党計画財政部長を先週処刑したそうです。朴氏の動静報道は1月以降途絶えており、昨年11月末に実施したデノミネーション政策に伴う経済混乱の責任を問われたとの観測が出ていたようです。同ニュースによると罪状は「国家経済を台無しにしたから」というもの。「金正日総書記の後継体制に悪影響が及ばないよう、責任を朴氏にかぶせた」との見方が有力のようです。

それにしても恐ろしい。閣僚が罪を犯したわけではなく、指揮した経済政策が失策であったとの理由で殺されてしまうのですから、平和国家ではとうてい考えられない事です。いささか不謹慎な言い方ですが、日本でもし同じような事がまかり通るなら、与謝野馨氏をはじめ命を落としている財務大臣経験者はたくさんいるでしょうね。もちろん北朝鮮のやり方は到底許されることではありませんが、我が国の景気回復・デフレ脱出を担う現政権には、経済政策はそれ相当の覚悟をもって取り組む必要があるほど重要なものであると言うことだけはこの機会に改めて肝に銘じていただき、選挙対策に終始するのでない真に国民生活を守るための経済政策に“命をかけて”取り組んで欲しいと思います。


●なんとかなりません?変な法律
お笑いコンビ爆笑問題の田中裕二(小さいほうです)の昨年10月に離婚した元妻が出産間近であると、女性週刊誌が報じているそうです。この手の芸能界の下世話ネタなどどうでもいいのですが、ちょっと気になったのは「生まれてくる子供は田中との間に出来た子供ではないが、民法では離婚後300日以内に生まれた子は「前夫の子」とみなすため、この子供は法律上(要は戸籍上ですよね)は田中の子供になる」というくだり。これなんなんすかね?

この辺の法律には全く疎いのですが、もし仮に母になる女性が「父親は元夫ではありません。こちらです」と父を名指しし、名指しされた人もそれを認めかつ元夫が「私は父ではありません」と合意するなら、実際の父が戸籍上も父になるとかないのでしょうか?なんかそれができないと変ですよね。本人たちはともかくとしても、生まれてくる子供がかわいそうじゃないですか。父でもない人が勝手な法の決まりのために戸籍上の父になってしまう。もっと言えば、実の父が戸籍上は父にならない訳ですからそんなのあり得ないですよね。子供が物心ついて戸籍を見たら間違いなくショックを受けると思います。場合によったらグレちゃうかも。こういう変な法の規定はなんとかならないものですか。まさしく「相手の立場でモノを考えない政治家、官僚の所業」な訳です。この辺をちゃんと正すのも立法府である国会のお仕事なんですよね。こういう機会にこそぜひ見直していただきたいものです。