最近目が悪くなって、小さな文字を読むのがますますつらくなった。
私の発行しているブックレットの本文の文字の大きさは、当初、10.5Pだった。ところが、それをご覧になった先輩から、「文字が小さくてかなわん。」というクレームをいただいた。そこで、あわてて、文字の大きさを12Pに変更した。
さて、メール文では、大きな文字(12P)を使う人と小さな文字(10.5P)を使う人とがいる。
若い人には小さな文字の方が快適だろう。また、年配の人でも、やせ我慢かもしれないが、小さな文字を使っている人が少なからずいる。それで快適なら、それもよかろう。
しかし、考えてみてほしい。メールとは相手方に読んでもらうための道具だ。相手方には小さな文字に苦痛を感ずる人も多くいるのだ。そうであれば、相手方を慮って、自分の趣味は押し殺して、大きな文字でメールを打つべきなのだ。「大は小を兼ねる」が、「小は大の代わりにならない」。 (2011/10)