静聴雨読

歴史文化を読み解く

炎天下の古書市・2

2012-09-02 07:35:16 | BIBLOSの本棚

 

(2)成績は?

8月31日にフェアが終了しました。毎日の店舗別売上集計に一喜一憂する日々でしたが、思わぬ結果が出ました。

「BIBLOSの本棚」は、前半は参加7店舗中の3位につけていました。後半は、何店舗かが前半と入れ替わりましたが、「BIBLOSの本棚」がトップになりました。そして、総合成績でも、競り合う他の2店を抑えて、トップで終わることができました。競馬に例えれば、最後の直線半ばで、先行する2頭を1完歩ずつ追い詰め、最後にハナ差か鼻毛差で差し切ったようなものです。まるで、ディープインパクトの末脚のようでした。

総合トップの原動力は、平均単価にありました。ミステリーを多く並べる他の2点は、売れる点数は多いが、平均単価は低くなります。400円-500円です。一方、「BIBLOSの本棚」は「セット物」が多いので、売れる点数が少なくても、売上は稼げます。平均単価は640円でした。

前半は趣味系・文学系を展示し、後半は学術系を展示する戦略は、まずまず功を奏したようです。関係者から「そんなに、ガラっと入れ替えて大丈夫か」という心配もいただきましたが、展示のメリハリを訴求できたようです。

以下、昨年夏のフェアとの比較をしてみましょう。

出品数:ダンボール8箱(昨年夏は13箱)

売れ筋:中公文庫が振るわず、新潮文庫が絶好調でした。

フェアの会期:16日(昨年夏は33日)

販売成績:今回の売上額は昨年夏に比べ70%でした。会期が昨年夏比で50%でしたので、まずまずの成績でしょう。

「本の聖地」で、この上もなく貴重な経験をさせていただきました。 

さて、来年は? (2012/9)



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