~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

アイディア商品?

2006年04月17日 21時56分55秒 | 見る・読む
カード会社の情報誌にこんな記事が出ていた。

わずかな光で半永久的に周り続ける地球儀がついに登場!

なんでも室内の明るさと地球の磁場を利用した画期的なメカニズムで自動回転するらしい。
アクリル製の球体ケースの中に自動回転する地球儀が組み込まれた二重構造で、その2~3ミリの球体の隙間に注入された液体により、光があたるとまるで地球が自転するように回る、地球儀の究極版(!?)。
1分間に約2回転らしいが、見たい位置を注視するには、結局自分が回らなくてはならなくなるかもしれない(笑)。


↑の地球儀を検索していたら、こんなものに引っかった。
超高速モーツァルト

「・・・・・・・・モーツァルトの楽曲には、高周波が多く含まれています。
その楽曲を高速化して聞くことにより、脳幹が活性化し右脳が活性化します。
右脳が活性化することにより、記憶力や集中力が増進し結果的に頭の回転が速くなり人間本来の脳力を発揮できるのです。
この『超高速モーツァルト』は、短時間で脳力を高めるための超高速学習の決定版です。
『等速快脳CD』と『超速快脳CD』の2枚組で、脳をダブル活性!
頭の回転を速くしたいときに、豊かな発想やアイディア、ひらめきが欲しい時に
気分の脳のストレスをリフレッシュしたい時に。
音楽は芸術であり、科学でもある。
試してみると分かります。
効率アップで残業を減らすし、勉強もはかどりますよ。

■通常演奏、2倍、4倍、8倍、16倍、32倍速で聞く」

ということらしい。
モーツァルトの楽曲のスロー再生なら、常日頃やっていることではあるけれど、速いのはなかなか難しい。
32倍速なんていったいどんな具合に・・・?
生誕250年にして、モーツァルト、キワマッております。

いずれも<王様のアイディア>に商品出てます。
そういえば、昔たくさんショップありましたよねえ。今でもあるのかな?


登場の美学

2006年04月17日 00時00分28秒 | 見る・読む
昼間テレビを見ていたら、某大物女性演歌歌手が出ていた。
年末の歌合戦のド派手な衣装で有名な方だ。
なんでも、一年の稼ぎのほとんどを一回きりの衣装につぎこむばかりか
それを搬送するためのトラック(はんぱな大きさではないです)やクレーンまでもが自前らしい。
それはともかくとして、若手芸人が彼女にたずねた内容が興味深かった。

「エンターテイメントとはなんでしょうか?」
色紙に彼女が書いた・・・・<登場の美学>
ステージにその歌手なり芸人なりが出てきた瞬間、「あの人はなにを見せてくれるのか?なにかをやってくれそうだ」というドキドキを観客に感じてもらうことが大事なのだそうだ。
くわえて歌の場合「最初の8小節のイントロでの曲への入り方」「歌詞が5行なら5行あるとして、その行と行の間のつなぎ」が大切だという。

さすがだと思う。
<つかん>で、<世界につれこん>で、<言葉だけでなく情を伝える>ということだと思う。
なにげなく笑いながらさらっと言うあたりも大物感が漂っていた。

私は、以前デパート勤めをしていたことがあり、けっこう女優さんを身近に拝見することもあったのだが、なにがすごいって「スイッチオフ」になった時の素の姿だ。
まるで<気>を消してしまったみたいに全然目立たない。なかには「女優」をしょったまま来店される方もあるので、パッと目立たれる方もいないわけではないけれど、別にサングラスやマスクしてなくても、呼ばれてそばに行って初めて気付く場合が結構多い。
ただ、こちらに気付かれたと思ったとき見せられる笑顔は、テレビで拝見するある意味<営業用>のものだから、これはもういきなり「女優さん」だ。
忍者のようだ・・・と思ったことがある。
自分の<気>の強弱・濃淡・大小を自在にコントロールできる能力が、役の幅にもつながっているのかもしれない。

先日もちょっと書いたのだけれど、<気>とはまことに奥深い。実態については全然私わからないのだけれど。